Q1. 「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案では、漫画・アニメ等で「18歳未満と思われるキャラクター(非実在青少年)」による性表現を含む作品も、内容によっては規制対象となることを知っていますか。
「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案について、その内容次第では、非実在青少年も規制の対象になることを知っているかついては、「知っている(75.3%)」が全体の7割以上を占め、「知らない(24.7%)」を大きく上回る結果となりました。
男女別で大きな違いは見られませんでした。
年代別では、「知っている」と回答した割合は、20代(77.9%)、30代(77.6%)がそれぞれ8割に近づくなど、他の年代に比べやや抜きんでました。
Q2. "Q1"で改正案を「知っている」と答えた方にお聞きします。この「東京都青少年の健全な育成に関する条例」の改正案について、賛成ですか、反対ですか。
Q1で「知っている」と回答した層の、この改正案について賛成か、反対かについては、「非常に反対(61.5%)」、「やや反対(18.0%)」の「反対」とする層が79.5%となり、「非常に賛成(3.8%)」、「やや賛成(5.1%)」の「賛成」とする層8.9%を大きく上回る結果となりました。また、「どちらともいえない」は11.6%となりました。
男女別にみると、「反対(非常に反対、やや反対)」と回答した割合は、男性(82.9%)の方が女性(75.9%)より7.0ポイント多いなど、傾向にやや違いが見られました。
年代別では、「賛成(非常に賛成、やや賛成)」と回答した割合は、年齢が高くなるにつれ、回答の割合が多くなる傾向がみられ、同時に「反対(非常に反対、やや反対)」と回答した割合は、年齢が高くなるにつれ、回答の割合が少なくなる傾向がみられました。
Q3. "Q1"で改正案を「知らない」と答えた方にお聞きします。「年齢が18歳未満と思われるキャラクター」による、性的表現を含んだ作品の規制に賛成ですか、反対ですか。
Q1で「知らない」と回答した層の、「年齢が18歳未満と思われるキャラクター」の性表現を含んだ作品の規制に賛成か、反対かについては、「どちらともいえない(33.6%)」が一番多く、「非常に反対(24.8%)」、「やや反対(20.9%)」の「反対」とする層が45.7%となり、「非常に賛成(9.1%)」、「やや賛成(11.6%)」の「賛成」とする層20.7%を上回る結果となりました。
男女別にみると、「賛成(非常に賛成、やや賛成)」と回答した割合は、女性(25.6%)の方が男性(16.0%)より9.6ポイント多く、「反対(非常に反対、やや反対)」と回答した割合は、男性(51.9%)の方が女性(39.2%)より12.7ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、「賛成(非常に賛成、やや賛成)」と回答した割合は、年齢が高くなるにつれ、回答の割合が多くなる傾向がみられ、同時に「反対(非常に反対、やや反対)」と回答した割合は、年齢が高くなるにつれ、回答の割合が少なくなる傾向がみられました。
Q4. "Q1"で改正案を「知っている」と答え、"Q2"でこの改正案について「非常に賛成」「やや賛成」と答えた方にお聞きします。「賛成」とする理由を教えてください。(複数回答可)
Q1で「知っている」と回答し、Q2で「賛成」と回答した層の、その理由については、「規制対象の性的表現が不快」が43.3%ともっとも多く、ついで「『青少年の健全な育成』のためになる」41.0%、「性犯罪の抑制につながる」37.7%、「自分の子どもや家族に対象の性的表現を見て欲しくない」37.3%となりました。
男女別にみると、「『青少年の健全な育成』のためになる」という選択肢について、男性(45.4%)の方が女性(36.4%)より9.0ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、「規制対象の性的表現が不快」と回答した割合は、30代(47.5%)が一番高いなど、傾向に違いがみられました。
Q5. "Q1"で改正案を「知っている」と答え、"Q2"でこの改正案について「非常に反対」「やや反対」と答えた方にお聞きします。「反対」とする理由を教えてください。(複数回答可)
Q1で「知っている」と回答し、Q2で「反対」と回答した層の、その理由については、「表現の自由が抑制される」が81.9%ともっとも多く、ついで「『青少年の健全な育成』への効果が疑問」70.0%、「条文が曖昧なので、判断が恣意的に行われる」65.4%、「コンテンツ産業が衰退する」53.2%となりました。
男女別、年代別で大きな違いは見られませんでした。
Q6. "Q1"で改正案を「知っている」と答え、"Q2"でこの改正案について「非常に反対」「やや反対」と答えた方にお聞きします。この改正案に対しどのような反対運動を行っていますか。(複数回答可)
Q1で「知っている」と回答し、Q2で「反対」と回答した層の、この改正案についてどのような反対運動を行っているかについては、「反対運動を行っていない」が61.5%ともっとも多く、ついで「インターネットによる署名運動」22.8%、「mixiなどのSNSやblog、Twitterなどで周囲へ呼びかけ」17.7%、「東京都議に対し、電話やメール、FAXで呼びかけ」6.5%、「街頭での署名運動」2.7%となりました。また、「その他」は8.7%となりました。
男女別にみると、「mixiなどのSNSやblog、Twitterなどで周囲へ呼びかけ」と回答した割合は、女性(22.3%)の方が男性(13.2%)より9.1ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別で大きな違いが見られませんでした。
Q7. "Q1"で改正案を「知っている」と答え、"Q2"でこの改正案について「どちらともいえない」と答えた方にお聞きします。「どちらともいえない」とする理由を教えてください。(複数回答可)
Q1で「知っている」と回答し、Q2で「どちらともいえない」と回答した層の、その理由については、「情報が少ないので判断できない」が41.6%ともっとも多く、ついで「規制の適用範囲が曖昧」38.0%、「改正案の意図が明確に伝わってこない」29.2%、「規制されても状況は変わらない」25.1%となりました。
男女別にみると、「情報が少ないので判断できない」と回答した割合は、女性(44.7%)の方が男性(38.5%)より6.2ポイント多いなど、傾向に違いがみられました。
年代別では、「この改正案について興味がない」と回答した割合は、40代を除き、年代が高くなるにつれ、回答の割合が低くなるなど傾向に違いがみられました。
Q8. "Q1"で改正案を「知らない」と答え、"Q3"で18歳未満と思われるキャラクターの性表現の規制には「非常に賛成」「やや賛成」と答えた方にお聞きします。「賛成」の理由を教えてください。(複数回答可)
Q1で「知らない」と回答し、Q3で「賛成」と回答した層の、その理由については、「性犯罪の抑制につながる」が43.2%ともっとも多く、ついで「規制対象の性的表現が不快」38.5%、「『青少年の健全な育成』のためになる」35.8%、「自分の子どもや家族に対象の性的表現を見て欲しくない」34.4%となりました。
男女別にみると、「規制対象の性的表現が不快」と回答した割合は、女性(45.0%)の方が男性(32.2%)より12.8ポイント多く、「自分の子どもや家族に対象の性的表現を見て欲しくない」と回答した割合は、女性(39.6%)の方が男性(29.4%)より10.2ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、「『青少年の健全な育成』のためになる」と回答した割合は、10代以下(49.3%)、50代以上(46.4%)が高いなど、傾向に違いがみられました。
Q9. "Q1"で改正案を「知らない」と答え、"Q3"で18歳未満と思われるキャラクターの性表現の規制には「非常に反対」「やや反対」と答えた方にお聞きします。「反対」の理由を教えてください。(複数回答可)
Q1で「知らない」と回答し、Q3で「反対」と回答した層の、その理由については、「表現の自由が抑制される」が66.8%ともっとも多く、ついで「規制の判断がしづらい」53.6%、「『青少年の健全な育成』への効果が疑問」53.3%となりました。
男女別にみると、「規制の判断がしづらい」と回答した割合は、女性(56.9%)の方が男性(50.4%)より6.5ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、「コンテンツ産業が衰退する」と回答した割合は、10代以下を除き、年代が高くなるにつれ、回答の割合が少なくなる傾向がみられました。
Q10. "Q1"で改正案を「知らない」と答え、"Q3"で18歳未満と思われるキャラクターの性表現の規制には「どちらともいえない」と答えた方にお聞きします。「どちらともいえない」理由を教えてください。(複数回答可)
Q1で「知らない」と回答し、Q3で「どちらともいえない」と回答した層の、その理由については、「情報が少ないので判断できない」が52.4%ともっとも多く、ついで「何が対象になるのか分からない」30.7%、「規制されても状況は変わらない」21.8%、「この規制について興味がない」21.6%となりました。
男女別にみると、「情報が少ないので判断できない」と回答した割合は、女性(58.1%)の方が男性(46.9%)より11.2ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、「情報が少ないので判断できない」と回答した割合は、年代が高くなるにつれ、回答の割合が多くなる傾向がみられ、「この規制について興味がない」と回答した割合は、10代以下(33.2%)がもっとも多いなど、傾向に違いがみられました。