Q1. 菅内閣を支持しますか。
菅内閣が誕生してから初の支持率調査は、「支持する」が10.2%、「支持しない」が56.1%となりました。「どちらともいえない」は33.7%でした。
支持政党別では「民主党支持層」の55.6%が菅内閣を「支持する」、「どちらともいえない」36.9%、「支持しない」はわずか7.5%となりました。
「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」51.6%がもっとも多く、次いで「どちらともいえない」44.4%、「支持する」は4.0%となりました。
また、Q8との重ねあわせで見ると、政治に関する情報を「新聞報道」からもっとも多く入手する層では、19.3%が菅内閣を「支持」し、「支持しない」は44.2%となりました。
「TV報道」からもっとも多く入手する層では、「支持する」が14.1%、「支持しない」は36.4%となりました。「インターネット」からもっとも多く入手する層においては、菅内閣を「支持しない」73.2%が「支持する」5.7%を大きく上回る結果となりました。
男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(60.4%)」の方が「女性(51.6%)」より8.8ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(39.4%)」の方が「男性(28.2%)」より11.2ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、50代以上で「支持する(13.5%)」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(61.1%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか
「支持政党なし」がもっとも多く32.4%(前回5月調査比10.2ポイント減)、「自民党」31.2%(前回調査比0.7ポイント増)となりました。次いで「みんなの党」11.5%が前回調査から5.3ポイントの大幅増となり、初めて民主党を抜いて第2位に躍進しました。一方の「民主党」も10.5%で前回調査比2.2ポイントの増、「たちあがれ日本」3.5%(前回調査比0.2ポイント増)、共産党3.2%(前月比0.3ポイント増)と続きました。
男女別にみると、「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(35.6%)」の方が「男性(29.3%)」より6.3ポイント多い結果となりました。
年代別では、10代以下をのぞき、「自民党」と回答した割合は30代(33.3%)、20代(32.3%)で多く、「民主党」については50代以上(16.1%)と40代(13.1%)で他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 先の参院選で争点のひとつとなった消費税率の引き上げについて、賛成ですか、反対ですか。
消費税率の引き上げについては、「どちらともいえない」40.0%、「反対」35.3%、「賛成」24.6%となりました。
支持政党別でみると「民主党支持層」では、「賛成」40.3%が最も多く、「どちらともいえない」34.8%、「反対」24.9%となりました。「自民党支持層」では、「どちらともいえない」45.3%が最も多く、「賛成」30.8%、「反対」24.0%、「みんなの党支持層」では、「反対」42.8%が最も多く、「どちらともいえない」34.9%、「賛成」22.3%となりました。また「支持政党なし」の無党派層では、「どちらともいえない」41.2%が最も多く、「反対」41.0%、「賛成」17.8%となり、支持政党によって回答に違いが見られました。
男女別にみると、消費税率の引き上げに「賛成」との回答の割合は「男性(28.6%)」の方が「女性(20.5%)」より8.1ポイント多く、「どちらともいえない」については女性(42.9%)の方が男性(37.2%)より5.7ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
年代別では、「反対」について、50代以上(39.7%)で回答の割合が多い傾向が見られました。
Q4. 参院は与党だけでは法案を可決できなくなるため、民主党は「野党との政策ごとの協議・連携」を打ち出しています。これに野党は応じるべきだと思いますか、思いませんか。
民主党の掲げる「野党との政策ごとの協議・連携」に対する野党の対応については、「応じるべき」38.3%が4割近くに達し、「どちらともいえない」33.1%、「応じるべきでない」28.5%となりました。
支持政党別でみると「民主党支持層」では、「応じるべき」66.4%が7割近くに達し、「どちらともいえない」26.3%、「応じるべきでない」7.3%となりました。「自民党支持層」では、「応じるべきでない」40.3%が最も多く、「どちらともいえない」30.7%、「応じるべき」29.0%となりました。「みんなの党支持層」では、「応じるべき」42.4%が最も多く、「どちらともいえない」31.5%、「応じるべきでない」26.1%となりました。「無党派層」では、「応じるべき」37.8%が最も多く、「どちらともいえない」37.5%、「応じるべきでない」24.7%となり、支持政党によって回答に違いが見られました。
男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q5. 民主党は、どの政党と連立を組むのが最も望ましいと思いますか。
民主党が連立を組む政党については、「みんなの党」14.3%が最も多く、次いで「自民党」13.9%、「社民党」5.1%となりました。「どちらともいえない」は48.4%となりました。
支持政党別でみると「民主党支持層」では、「みんなの党」32.8%とが最も多く、「自民党」21.6%、「社民党」5.9%となり、「どちらともいえない」は20.5%にとどまりました。「自民党支持層」では、「自民党」18.9%が最も多く、「社民党」7.8%、「みんなの党」6.2%となりましたが、「どちらともいえない」47.9%も5割近くに達しました。「みんなの党支持層」は、「みんなの党」38.0%が4割近くに達し、「自民党」10.0%、「たちあがれ日本」3.6%、「どちらともいえない」38.1%も4割近くを占めました。「無党派層」は、「自民党」11.5%、「みんなの党」8.7%、「社民党」2.1%となりましたが、「どちらともいえない」68.3%が7割近くを占めました。
男女別にみると、「どちらともいえない」との回答の割合は「女性(52.1%)」の方が「男性(44.7%)」より7.4ポイント多く傾向に違いが見られました。
年代別では「自民党」との回答の割合が多かったのは「20代(16.4%)」と「50 代以上(16.3%)」で、他の年代に比べ抜きん出ています。
Q6. 9月に予定されている民主党の代表選に関心がありますか、ありませんか。
民主党の代表選については、「関心がある」41.4%と「関心がない」42.3%が拮抗しました。「どちらともいえない」は16.3%となりました。
支持政党別でみると「関心がある」との回答の割合は、「民主党支持層」で61.9%、「自民党支持層」で48.7%、「みんなの党支持層」で43.3%、で、いずれも「関心がない」を上回りました。一方「無党派層」では、「関心がない」53.7%が「関心がある」31.2%を大きく上回りました。
男女間、年代別で大きな差は見られませんでした。
Q7. 先の参院選で民主党を上回る議席を獲得した自民党の政権復帰に期待しますか、しませんか。
自民党の政権復帰への期待については、「期待する」40.4%と「期待しない」38.5%が拮抗しました。「どちらともいえない」は21.0%となりました。
男女間で大きな差は見られませんでした。
年代別では30代(43.4%)で「期待する」、40代(43.5%)、50代以上(42.3%)で「期待しない」と回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q8. 政治に関する情報は、どの媒体から、最も多く入手しますか。
政治に関する情報をどの媒体からもっとも多く入手するかについては、「インターネット」49.6%(前回調査比3.4ポイント減)が最も多く、次いで「TV報道」33.0%(前回調査比0.8ポイント増)、「新聞報道」10.8%(前回調査比0.6ポイント増)となりました。
支持政党別でみると、「民主党支持層」が最も政治に関する情報を入手する媒体は「TV報道」49.1%で前回調査より6.9ポイントの大幅増となりました。次いで「インターネット」26.8%は前回調査比5.3ポイントの大幅減、「新聞報道」19.1%(前回調査比1.1ポイント減)の順となりました。
一方「自民党支持層」では、「インターネット」が69.4%で前回調査より5.2ポイントの大幅減となり、次いで「TV報道」18.9%(前回調査比2.9ポイント増)、「新聞報道」9.0%(前回調査比1.7ポイント増)と民主党支持層との違いがみられました。
「みんなの党支持層」では、「インターネット」42.6%と「TV報道」42.0%が拮抗し、「新聞報道」は10.8%となりました。「無党派層」では、「インターネット」が44.6%で前回調査1.7ポイントの減、次いで「TV報道」39.7%(前回調査に同じ)、「新聞報道」9.4%(前回調査比0.5ポイント減)の順となりました。
男女別では、「インターネット」との回答の割合は、「男性(53.6%)」の方が「女性(45.4%)」より8.2ポイント多く、「TV報道」との回答の割合は、「女性(38.6%)」の方が「男性(27.6%)」より11.0ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、「インターネット」との回答の割合は「30 代(56.2%)」で5割を超え、他の年代に比べ抜きん出る結果となりました。