Q1. 民主党の小沢一郎元代表の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京第5検察審査会が、小沢元代表について「起訴すべき」との議決を出しました。このことについてどう思いますか。
検察審が小沢元代表について「起訴すべき」との議決を出したことについては、「妥当だと思う」が76.4%、次いで「どちらともいえない」15.6%、「妥当だとは思わない」8.0%となりました。
男女別で大きな差はありませんでした。
年代別では、「妥当だと思う」と回答した割合は30代(79.0%)、20代(78.1%)で多く、一方で、10代以下をのぞき、年代が高くなるほど「妥当だとは思わない」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q2. 「陸山会が2004年10月に小沢氏からの借入金で土地を購入したのに、04年分の政治資金収支報告書ではなく翌年分の報告書に記載した」という点が、今回の検察審査会の審査の対象であることを知っていますか。
今回の検察審査会の審査の対象を知っているかについては、「知っている(53.7%)」と、「知らない(46.7%)」がほぼ同じ割合となりました。
男女別にみると、「知っている」との回答の割合は、「男性(58.8%)」の方が「女性(48.5%)」より10.3ポイント多く、「知らない」との回答の割合は「女性(51.5%)」の方が「男性(41.2%)」より10.3ポイント多い結果となりました。
年代別では、年代が高くなるほど「知っている」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 今回の件における検察審査会の議決日が民主党代表選の9月14日であったことや、その後の公表まで3週間かかったことについてどう思いますか。
今回の件における検察審査会の議決日が民主党代表選の9月14日であったことや、その後の公表まで3週間かかったことについては、「疑問を感じる(63.1%)」が6割を超え、次いで「どちらともいえない」26.1%、「疑問とは思わない」10.8%となりました。
男女別、年代別で大きな差は見られませんでした。
Q4. 今回の件で小沢元代表が、最優先で取るべき行動はなんだと思いますか。
今回の件で小沢元代表が、最優先で取るべき行動はなんだと思うかについては、「公の場で説明すべき(52.5%)」が5割に達し、次いで「議員辞職すべき」35.3%、「現状のままでよい」7.1%、「離党すべき」5.1%となりました。
男女別、年代別で大きな差は見られませんでした。
Q5. 今回の件で民主党が、小沢元代表に対して最優先で取るべき行動はなんだと思いますか。
今回の件で民主党が、小沢元代表に対して最優先で取るべき行動はなんだと思うかについては、「除名」38.3%、「離党勧告」35.7%、「本人の判断に任せる」26.0%と割れました。
男女別、年代別で大きな差は見られませんでした。
Q6. 社民党をのぞく野党6党は、今国会で小沢元代表の証人喚問を求めていく動きをみせています。これについてどう思いますか。
野党6党が、今国会で小沢元代表の証人喚問を求めていく動きをみせていることについては、「妥当だと思う(80.8%)」が8割に達し、「どちらともいえない」11.7%、「妥当だとは思わない」7.5%となりました。
男女別では大きな差は見られませんでした。
Q7. 柳田法相は6日、大阪地検前特捜部長らが逮捕されたことに関連し、検察組織や捜査のあり方を検証する第三者機関を新設すると発表しました。これについてどう思いますか。
法相が、検察組織や捜査のあり方を検証する第三者機関を新設すると発表したことについては、「評価できる(49.5%)」が5割近くに達し、「どちらともいえない」37.4%、「評価できない」13.1%となりました。
男女別、年代別で大きな差は見られませんでした。
Q8. 取り調べの全過程を録画するなどの「全面可視化」についてどう思いますか。
「全面可視化」については、「可視化すべき(58.7%)」が6割近くに達し、「どちらともいえない」31.4%、「可視化すべきではない」9.9%となりました。
男女別、年代別で大きな差は見られませんでした。
Q9. 政治に関心はありますか。
政治への関心については、「やや関心がある」41.3%、「非常に関心がある」25.4%、「どちらともいえない」13.5%、「まったく関心はない」11.0%、「あまり関心はない」8.8%の順となりました。
「政治に関心がある層(非常に関心がある、やや関心がある)」は66.7%と7割近くに達し、「政治に関心がない層(あまり関心はない、まったく関心はない)」は、19.8%にとどまりました。
男女別では、「非常に関心がある」との回答の割合は、「男性(30.1%)」の方が「女性(20.6%)」より9.5ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
年代別でも、年代が高くなるほど「非常に関心がある」との回答の割合が多くなる傾向が見られました