Q1. 尖閣諸島沖の中国漁船衝突映像が今回の流出事件により、広く国民の目に触れることになったことについて、どう思いますか。
尖閣諸島沖の中国漁船衝突映像が今回の流出事件により、広く国民の目に触れることになった点については、「よかったと思う(81.9%)」が8割を超え、「よくなかったと思う」は3.3%となりました。「どちらともいえない」は14.8%となりました。
男女別、年代別で大きな差は見られませんでした。
Q2. 「映像を投稿した」と告白した海上保安官が「国家公務員法(守秘義務)違反」容疑で取り調べをうけています。守秘義務違反の成立には漏えいした情報が「秘密」と言えるかどうかが焦点となりますが、流出した映像は「秘密」に値すると思いますか。
海上保安官が「国家公務員法(守秘義務)違反」容疑で取り調べをうけている件で、流出した映像が「秘密」に値するかどうかについては、「秘密に値しないと思う(64.4%)」が6割を超え、次いで「どちらともいえない(21.9%)」、「秘密に値すると思う(13.6%)」となりました。
男女別で大きな差は見られませんでした。
年代別では、10代以下をのぞき年代が高くなるにしたがって「秘密に値しないと思う」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。一方「秘密に値すると思う」については、年代が低くなるにしたがって回答の割合が多くなっています。
Q3. 今回の事件にあたり、仙谷官房長官は国家公務員法の守秘義務違反の罰則強化について言及しています。一方で、罰則の強化は、公務員による「内部告発」や国民の「知る権利」を脅かすとの声もあります。これについてどう思いますか。
国家公務員法の守秘義務違反の罰則強化の是非については、「罰則を強化すべきではない(58.5%)」が6割近くに達し、次いで「どちらともいえない(33.4%)」、「罰則を強化すべき(8.1%)」となりました。
男女別、年代別で大きな差は見られませんでした。
Q4. 政府は中国漁船衝突映像の全面公開を行うべきだと思いますか、思いませんか。
中国漁船衝突映像の全面公開の是非については、「全面公開すべき(87.6%)」が9割近くに達し、「どちらともいえない(9.3%)」と「全面公開すべきではない(3.0%)」はともに1割に達しませんでした。
男女別で大きな差は見られませんでした。
年代別では、10 代以下で「全面公開すべき(78.4%)」との回答の割合が他の年代に比べ少なっています。