Q1. 菅内閣を支持しますか。
菅内閣の支持率は、「支持する」が6.3%(前月11月29日調査比0.7ポイント減)、「支持しない」が68.7%(前月調査比0.1ポイント減)となりました。「どちらともいえない」は25.1%でした。 支持政党別では「民主党支持層」の43.4%(前月調査比0.5ポイント減)が菅内閣を「支持する」、「どちらともいえない」38.9%(前月調査比0.8ポイント減)、「支持しない」は17.7%(前月調査比1.3ポイント増)となりました。 「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」67.3%(前月調査比0.2ポイント減)がもっとも多く、次いで「どちらともいえない」30.3%(前月調査比0.4ポイント増)、「支持する」2.4%(前月調査比0.2ポイント減)となりました。 また、Q8との重ねあわせで見ると、政治に関する情報を「新聞報道」からもっとも多く入手する層では、11.4%(前月調査比4.6ポイント減)が菅内閣を「支持」し、「支持しない」は62.2%(前月調査比2.4ポイント増)となりました。 「TV報道」からもっとも多く入手する層では、「支持する」が8.4%(前月調査比1.0減)、「支持しない」は53.1%(前月調査比1.0ポイント増)となりました。「インターネット」からもっとも多く入手する層においては、菅内閣を「支持しない」83.0%(前月調査比1.0ポイント増)が「支持する」3.3%(前月調査比0.2ポイント減)を大きく上回る結果となりました。 男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(73.9%)」の方が「女性(63.3%)」より10.6ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(30.7%)」の方が「男性(19.6%)」より11.1ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。 年代別では、50代以上で「支持する(8.6%)」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(72.7%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
「支持政党なし(無党派層)」がもっとも多く38.8%(前月調査比2.0ポイント増)、次いで「自民党」33.4%(前月調査比2.2ポイント減)、「民主党」8.1%(前月調査比0.8ポイント減)となりました。「みんなの党」は7.5%(前月調査比0.3ポイント増)、「共産党」は前月より0.7ポイント増の3.3%となり、「たちあがれ日本」3.0%(前月調査比0.1ポイント減)を抜き、第4党に返り咲きました。 男女別にみると、「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(42.8%)」の方が「男性(35.0%)」より7.8ポイント多い結果となりました。 年代別では、「自民党」と回答した割合は30代(35.5%)で多く、「民主党」については50代以上(10.5%)と10代以下(11.2%)が他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 国内で起きた、今年の『国関連』の政治トピックの中で、印象に残ったニュースはなんですか。(複数回答可)
「尖閣諸島沖・中国漁船衝突事件~ビデオ流出」がもっとも多く、75.9%と抜きん出ました。次いで「メドベージェフ露大統領の北方領土・国後島訪問」28.2%、「普天間基地移設「辺野古」で日米合意」22.5%と、外交問題が上位を占めました。4位は「参院選で民主党大敗」22.0%、5位は「鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長のW辞任」20.0%となりました。 これを支持政党別でみると、民主党支持層は「尖閣諸島沖・中国漁船衝突事件~ビデオ流出」59.0%、「普天間基地移設「辺野古」で日米合意」24.9%、「鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長のW辞任」22.7%、「メドベージェフ露大統領の北方領土・国後島訪問」18.0%、「菅内閣発足」16.7%、自民党支持層では「尖閣諸島沖・中国漁船衝突事件~ビデオ流出」82.6%、「メドベージェフ露大統領の北方領土・国後島訪問」35.4%、「参院選で民主党大敗」32.3%、「普天間基地移設「辺野古」で日米合意」24.9%、「鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長のW辞任」22.4%、無党派層は「尖閣諸島沖・中国漁船衝突事件~ビデオ流出」79.1%、「メドベージェフ露大統領の北方領土・国後島訪問」26.8%、「普天間基地移設「辺野古」で日米合意」21.1%、「鳩山由紀夫首相と小沢一郎幹事長のW辞任」18.6%、「参院選で民主党大敗」17.6%となり、支持政党によって2位以下の回答に違いが見られました。 上位5つで男女間で大きな差は見られませんでした。 年代別でも、10代以下をのぞき、大きな差は見られませんでした。
Q4. 与党の中で、2011年に最も活躍が期待される政治家は誰だと思いますか。(アイウエオ順)
前原誠司外務大臣が15.2%ともっとも多く、次いで、岡田克也民主党幹事長11.1%、蓮舫行政刷新担当大臣10.5%、小沢一郎元民主党代表7.1%、原口一博前総務大臣4.9%となりました。その一方で「その他議員」は40.1%となりました。 支持政党別でみると、民主党支持層は「岡田克也民主党幹事長」23.5%、「小沢一郎元民主党代表」14.8%、「蓮舫行政刷新担当大臣」14.1%、「菅直人首相」12.7%、「前原誠司外務大臣」11.3%、自民党支持層では「前原誠司外務大臣」17.5%、「岡田克也民主党幹事長」8.2%、「小沢一郎元民主党代表」4.9%、「原口一博前総務大臣」4.8%、「蓮舫行政刷新担当大臣」4.5%、無党派層では「前原誠司外務大臣」15.4%、「蓮舫行政刷新担当大臣」13.3%、「岡田克也民主党幹事長」10.7%、「小沢一郎元民主党代表」6.7%、「原口一博前総務大臣」4.5%となり、支持政党によって違いが見られました。 男女別では、「蓮舫行政刷新担当大臣」との回答の割合は「女性(13.7%)」の方が「男性(7.4%)」より6.3ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代間では、10代以下をのぞき、大きな差は見られませんでした。
Q5. 野党の中で、2011年に最も活躍が期待される政治家は誰だと思いますか。
石破茂自民党政調会長がもっとも多く、28.7%と抜きんでました。次いで、渡辺喜美みんなの党代表 13.1%、舛添要一新党改革代表11.5%、谷垣禎一自民党総裁10.4%、石原伸晃自民党幹事長5.1%となりました。 支持政党別でみると、民主党支持層は「舛添要一新党改革代表」17.2%、「渡辺喜美みんなの党代表」15.8%、「石破茂自民党政調会長」13.1%、「谷垣禎一自民党総裁」12.2%、「石原伸晃自民党幹事長」9.2%、自民党支持層では「石破茂自民党政調会長」44.8%、「谷垣禎一自民党総裁」18.1%、「舛添要一新党改革代表」6.2%、「石原伸晃自民党幹事長」5.5%、「渡辺喜美みんなの党代表」4.2%、無党派層では「石破茂自民党政調会長」23.3%、「舛添要一新党改革代表」16.0%、「渡辺喜美みんなの党代表」13.1%、「谷垣禎一自民党総裁」6.0%、「石原伸晃自民党幹事長」4.8%となり、支持政党によって大きく違いが見られました。 男女別では、「石破茂自民党政調会長」との回答の割合は「男性(32.7%)」の方が「女性(24.6%)」より8.1ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代別では、「舛添要一新党改革代表」との回答の割合は20代(14.4%)で抜きん出る結果となりました。
Q6. 民主党は、どの政党との連立が最も適していると思いますか。
「自民党」がもっとも多く12.4%、次いで「社民党」9.0%、「みんなの党」5.5%、「公明党」5.2%、「共産党」3.1%となりました。一方で「どちらともいえない」が56.1%を占め、また、現在、民主党と連立している「国民新党」は2.4%にとどまりました。 支持政党別でみると、民主党支持層は、「自民党」23.8%、「みんなの党」14.3%、「社民党」8.2%、自民党支持層では、「社民党」14.9%、「自民党」14.0%、「公明党」6.7%、無党派層では、「自民党」10.2%、「社民党」4.8%、「みんなの党」3.6%となりました。 男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q7. 次の衆院選はいつ頃行うのが適切だと思いますか。
次の衆院選の適切な実施時期については、「できるだけ早い時期に(67.2%)」が7割近くに達し、「来春の予算成立前後に(11.3%)」、「3年後の衆院議員の任期をむかえる頃に(5.9%)」、「来夏の通常国会頃に(5.2%)」、「2年後の民主党代表の任期をむかえる頃に(5.0%)」となりました。 民主党支持層では、「できるだけ早い時期に」30.1%、「3年後の衆院議員の任期をむかえる頃に」23.9%、「来春の予算成立前後に」17.1%、自民党支持層では、「できるだけ早い時期に」85.3%、「来春の予算成立前後に」8.3%、「来夏の通常国会頃に」2.8%、無党派層では、「できるだけ早い時期に」63.7%、「来春の予算成立前後に」12.6%、「2年後の民主党代表の任期をむかえる頃に」6.1%となりました。 男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q8. 政治に関する情報は、どの媒体から、最も多く入手しますか。
政治に関する情報をどの媒体からもっとも多く入手するかについては、「インターネット」52.7%と前月調査に比べ3.9ポイントの減、次いで「TV報道」が32.0%と前月調査に比べ3.1ポイントの増となりました。「新聞報道」は10.0%(前月調査比1.4ポイント増)となりました。 支持政党別でみると、「民主党支持層」が最も政治に関する情報を入手する媒体は「TV報道」45.9%で、前月調査より2.8ポイントの増となりました。次いで「インターネット」32.7%(前月調査比4.8ポイント減)、「新聞報道」16.9%(前月調査比1.1ポイント増)の順となりました。 一方「自民党支持層」では、「インターネット」が70.6%で前月調査より3.2ポイントの減となり、次いで「TV報道」17.7%(前月調査比1.0ポイント増)、「新聞報道」8.7%(前月調査比1.5ポイント増)と民主党支持層との違いがみられました。 「無党派層」では、「インターネット」が46.9%で前月調査より3.9ポイントの減、「TV報道」が39.7%で3.7ポイントの増、「新聞報道」9.6%(前月調査比0.8ポイント増)の順となりました。 男女別では、「インターネット」との回答の割合は、「男性(57.4%)」の方が「女性(47.7%)」より9.7ポイント多く、「TV報道」との回答の割合は、「女性(39.0%)」の方が「男性(25.1%)」より13.9ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。 年代別では、「インターネット」との回答の割合は「30 代(58.3%)」で6割近くに達し、他の年代に比べ抜きん出る結果となりました。