Q1. 菅内閣を支持しますか。
菅内閣の支持率は、「支持する」が7.7%(前月5月31日調査比0.9ポイント増)、「支持しない」が66.5%(前月調査比1.7ポイント減)となりました。「どちらともいえない」は25.8%(前月調査比0.7ポイント増)でした。
支持政党別では「民主党支持層」の46.5%(前月調査比0.5ポイント増)が菅内閣を「支持する」、「どちらともいえない」32.2%(前月調査比3.3ポイント減)、「支持しない」は21.3%(前月調査比2.8ポイント増)となりました。
「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」63.6%(前月調査比2.4ポイント減)がもっとも多く、次いで「どちらともいえない」32.0%(前月調査比0.9ポイント増)、「支持する」4.4%(前月調査比1.5ポイント増)となりました。
男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(72.1%)」の方が「女性(60.8%)」より11.3ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(31.7%)」の方が「男性(20.0%)」より11.7ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、10代以下(支持する11.0%)と50代以上(支持する9.1%)で「支持する」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(70.0%)、50代以上(68.7%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
「支持政党なし(無党派層)」がもっとも多く44.7%(前月調査比1.8ポイント増)、次いで「自民党」31.2%(前月調査比1.5ポイント減)、「民主党」7.6%(前月調査比0.2ポイント減)となりました。「みんなの党」は4.6%(前月調査比0.2ポイント減)、共産党は前月より0.1ポイント減の3.2%、「たちあがれ日本(前月比0.3ポイント減)」は2.8%となりました。
男女別にみると、「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(48.2%)」の方が「男性(41.3%)」より6.9ポイント多い結果となりました。
年代別では、「民主党」と回答した割合は40代(9.0%)、50代以上(9.2%)が他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 3つの法案の成立を自らの退陣条件とした菅総理の行動についてどう思いますか。
3つの法案の成立を自らの退陣条件とした菅総理の行動については、「理解できない」がもっとも多く6割を超え(61.8%)、次いで「どちらともいえない」25.4%、「理解できる」12.8%となりました。
支持政党別で見ると、民主党支持層においては「理解できる」が42.9%ともっと多く、次いで「どちらともいえない」31.7%となり、「理解できない」は25.5%にとどまりました。自民党支持層では「理解できない」が77.9%と8割近くに達し、「どちらともいえない」15.8%、「理解できる」はわずか6.2%となりました。無党派層では「理解できない」が59.6%とほぼ6割となり、「どちらともいえない」28.5%、「理解できる」は11.9%となりました。
男女別にみると、「理解できない」との回答の割合は、「男性(66.2%)」の方が「女性(57.3%)」より8.9ポイント多い結果となりました。
年代間(10代以下をのぞく)で大きな差は見られませんでした。
Q4. 退陣時期を明らかにしていない菅総理についてどう思いますか。
退陣時期を明らかにしていない菅総理についてどう思うかについては、「理解できない」がもっとも多く7割弱となり(66.1%)、次いで「どちらともいえない」19.6%、「理解できる」14.4%となりました。
支持政党別で見ると、民主党支持層では「理解できる」が47.4%ともっと多く、次いで「「理解できない」27.3%、「どちらともいえない」は25.3%となりました。自民党支持層では「理解できない」が82.6%と8割を超え、「どちらともいえない」10.1%、「理解できる」はわずか7.3%となりました。無党派層では「理解できない」が63.1%と6割を超え、「どちらともいえない」22.9%、「理解できる」は14.1%となりました。
男女別にみると、「理解できない」との回答の割合は、「男性(69.7%)」の方が「女性(62.4%)」より7.3ポイント多い結果となりました。
年代間(10代以下をのぞく)で大きな差は見られませんでした。
Q5. 退陣表明した菅総理はいつ頃辞任すべきだと思いますか。
退陣表明した菅総理はいつ頃辞任すべかについては、「ただちに辞任」がもっと多く5割弱となり(46.7%)、次いで「今国会の会期中」15.3%、「当面辞める必要はない」14.8%、「年内」12.1%、「その他」8.5%、「年明け」2.6%となりました。
支持政党別で見ると、民主党支持層では「当面辞める必要はない」が4割を超え(41.6%)、「ただちに辞任」17.2%、「年内」16.7%、自民党支持層では「ただちに辞任」68.3%、「今国会の会期中」15.2%、「年内」8.6%、無党派層では「ただちに辞任」40.3%、「当面辞める必要はない」17.2%、「今国会の会期中」16.4%となり、支持政党別でそれぞれ違いが見られました。
男女別にみると、「ただちに辞任」との回答の割合は、「男性(51.9%)」の方が「女性(41.3%)」より10.6ポイント多い結果となりました。
年代別では、年代が高くなるほど「ただちに辞任」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q6. 政府は安全性の確認を持って、現在停止中の原発を再稼動させる方針を打ち出していますが、この政府の方針について賛成ですか。反対ですか。
政府が安全性の確認を持って、現在停止中の原発を再稼動させる方針を打ち出していることについては、「どちらともいえない」が37.2%ともっと多く、次いで「賛成」32.9%、「反対」29.9%となりました。
支持政党別で見ると、民主党支持層では「賛成」45.4%、「反対」29.1%、「どちらともいえない」25.5%、自民党支持層では「賛成」43.1%、「どちらともいえない」35.5%、「反対」21.5%、無党派層では「どちらともいえない」39.5%、「反対」33.0%、「賛成」27.5%となり、支持政党別でそれぞれ違いが見られました。
男女別にみると、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(41.4%)」の方が「男性(33.0%)」より8.4ポイント多く、「賛成」は、「男性(40.4%)」の方が「女性(25.2%)」より15.2ポイント多い結果となりました。
年代間(10代以下をのぞく)で大きな差は見られませんでした。
Q7. 菅総理は「エネルギー政策」、「脱原発」を争点とする次期総選挙の可能性について言及していますが、菅総理のもとで解散総選挙を行うべきだと思いますか。思いませんか。
菅総理のもとで「エネルギー政策」、「脱原発」を争点とする解散総選挙を行うべきかどうかについては、「行うべき」が38.3%でもっとも多く、次いで「どちらともいえない」33.4%、「行うできではない」28.3%となりました。
支持政党別で見ると、民主党支持層では「行うべき」40.1%、「行うべきではない」30.8%、「どちらともいえない」29.1%、自民党支持層では「行うべき」50.9%、「行うべきではない」24.8%、「どちらともいえない」24.3%、無党派層では「どちらともいえない」38.4%、「行うべき」31.1%、「行うべきではない」30.5%となりました。
男女別にみると、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(39.0%)」の方が「男性(27.9%)」より11.1ポイント多い結果となりました。
年代間で大きな差は見られませんでした。
Q8. 菅総理辞任後の次の民主党代表は誰がふさわしいと思いますか。※敬称略。選択肢が12までとなっております。
菅総理辞任後の次の民主党代表は誰がふさわしいかについては、「枝野幸男」が26.3%と抜きん出ました。次いで「前原誠司」16.8%、「小沢一郎」12.1%、「岡田克也」9.5%、「原口一博」5.5%となりました。「その他の民主党議員」は18.2%となりました。
支持政党別で見ると、「その他民主党議員」をのぞき、民主党支持層では「枝野幸男」34.6%、「岡田克也」17.1%、「小沢一郎」14.0%、自民党支持層では「枝野幸男」23.6%、「前原誠司」20.9%、「小沢一郎」10.5%、無党派層では「枝野幸男」31.3%、「前原誠司」16.4%、「小沢一郎」11.0%となりました。
男女別にみると、他の議員は男女差がさほど顕著ではないのに対して「枝野幸男」との回答の割合は、「女性(31.8%)」の方が「男性(21.0%)」より10.8ポイント多い結果となりました。
年代間では年代が低くなるほど「枝野幸男」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。