Q1. 野田佳彦新首相を支持しますか、支持しませんか。
衆参両院で行われた首相指名選挙で第95代首相に就任した野田佳彦新首相の支持率は、「どちらともいえない」が53.7%ともっとも多く、「支持する」が13.9%、「支持しない」が32.5%となりました。
支持政党別では「民主党支持層」の48.6%が野田新首相を「支持する」、「どちらともいえない」42.2%、「支持しない」9.2%となりました。「支持政党なし」の無党派層でみると、「どちらともいえない」62.9%、「支持しない」27.1%、「支持する」10.0%となりました。
男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(36.3%)」の方が「女性(28.5%)」より7.8ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(58.1%)」の方が「男性(49.3%)」より8.8ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代間で大きな差は見られませんでした。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
「支持政党なし(無党派層)」がもっとも多く42.3%(前月調査比2.0ポイント減)、次いで「自民」33.5%(前月調査比0.8ポイント増)、「民主党」8.2%(前月調査比1.2ポイント増)となりました。「みんなの党」は4.7%(前月調査比と同じ)、「共産党」も前月と変わらず3.0%、「たちあがれ日本(前月比0.2ポイント減)」は2.7%となりました。
男女別にみると、「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(46.1%)」の方が「男性(38.6%)」より7.5ポイント多い結果となりました。
年代別では、「民主党」と回答した割合は10代以下を除き、40代(9.2%)、50代以上(10.2%)が他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 野田新首相(党代表)は挙党一致をめざし、幹事長に輿石東氏、政調会長に前原誠司氏らを充て、新しい執行部体制を発足させました。今後、民主党は「党内融和」を図っていくことができると思いますか、思いませんか。
新しい執行部で「党内融和」を図っていくことができるかどうかについては、「図れないと思う」が60.0%ともっとも多く、次いで「どちらともいえない」31.2%、「図れると思う」はわずか8.8%にとどまりました。
支持政党別で見ると、民主党支持層においては「どちらともいえない」が44.5%ともっと多く、次いで「図れると思う」33.8%、「図れないと思う」21.7%となりました。自民党支持層では「図れないと思う」が71.9%ともっとも多く、「どちらともいえない」22.3%、「図れると思う」5.9%となり、民主党支持層と対象的な結果となりました。無党派層では「図れないと思う」61.1%、「どちらともいえない」33.9%、「図れると思う」5.0%となりました。
男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q4. 野田新首相は組閣方針について、「適材適所でいく」と語りました。閣僚候補については様々な名前が報道等で取りざたされていますが、野田内閣に期待しますか、しませんか。
現在組閣中の野田内閣に期待するか、しないかについては、「期待しない」がもっとも多く(52.8%)、次いで「どちらともいえない」26.1%、「期待する」19.2%となりました。
男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q5. 野田新政権は、民主、自民、公明3党が民主党マニフェスト(政権公約)見直しの検討を確認した「3党合意」を堅持すべきだと思いますか、思いませんか。
民主党マニフェスト見直しの検討を確認した「3党合意」を堅持すべきだと思うか、という設問では、「堅持すべき」が42.6%ともっとも多く、「堅持すべきではない」は18.0%となりました。また、「どちらともいえない」は39.4%となりました。
支持政党別に見ると、民主党支持層では「堅持すべき」が49.6%ともっとも多く、次いで「どちらともいえない」35.7%、「堅持すべきではない」14.7%となりました。自民党支持層では「堅持すべき」55.3%、「どちらともいえない」28.7%、「堅持すべきではない」16.0%、公明党支持層では「堅持すべき」46.6%、「どちらともいえない」38.3%、「堅持すべきではない」15.2%となりました。無党派層では「どちらともいえない」47.3%、「堅持すべき」34.8%、「堅持すべきではない」18.0%となりました。
男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q6. ねじれ国会を乗り切るため、野田新政権はどのように野党と対応していくべきだと思いますか。
ねじれ国会を乗り切るため、野田新政権はどのように野党と対応していくべきかについては、「政策ごとに与野党で協力する」が53.7%ともっとも多く、「民主、自民、公明党などで大連立を図る」15.1%、「自民、公明党とは連携せず現状のままでよい」11.4%、「その他」19.7%となりました。
支持政党別で見ると、民主党支持層では「政策ごとに与野党で協力する」59.3%、「民主、自民、公明党などで大連立を図る」23.3%、「自民、公明党とは連携せず現状のままでよい」12.2%、「その他」5.3%、自民党支持層では、「政策ごとに与野党で協力する」52.1%、「民主、自民、公明党などで大連立を図る」14.0%、「自民、公明党とは連携せず現状のままでよい」12.9%、「その他」21.0%、公明党支持層では「政策ごとに与野党で協力する」44.0%、「民主、自民、公明党などで大連立を図る」29.6%、「自民、公明党とは連携せず現状のままでよい」13.8%、「その他」12.6%、無党派層では「政策ごとに与野党で協力する」58.1%、「その他」19.6%、「民主、自民、公明党などで大連立を図る」13.4%、「自民、公明党とは連携せず現状のままでよい」8.9%となりました。
男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。