Q1. 野田佳彦新首相を支持しますか。支持しませんか。
野田内閣の支持率は、「支持する」が10.2%(前月9月29日調査比3.2ポイント減)、「支持しない」が47.6%(前月調査9.3ポイント増)となりました。一方で「どちらともいえない」が42.2%(前月調査比6.1ポイント減)ともっとも多くなっています。 支持政党別では「民主党支持層」の48.0%(前月調査比6.7ポイント減)が野田内閣を「支持する」、「どちらともいえない」42.8%(前月調査比6.6ポイント増)、「支持しない」は9.2%(前月調査比0.1ポイント増)となりました。 「支持政党なし」の無党派層でみると、「どちらともいえない」53.4%(前月調査比5.4ポイント減)がもっとも多く、次いで「支持しない」39.8%(前月調査比8.6ポイント増)、「支持する」6.8%(前月調査比3.2ポイント減)となりました。 男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(52.8%)」の方が「女性(42.3%)」より10.5ポイント多く、 「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(47.5%)」の方が「男性(37.0%)」より10.5ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代別では、10 代以下(15.9%)と20代(11.2%)、40代(10.8%)で「支持する」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は50代以上(61.4%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
「支持政党なし(無党派層)」がもっとも多く41.7%(前月調査比2.6ポイント減)、次いで「自民」34.5%(前月調査比0.7ポイント増)、「民主党」7.7%(前月調査比0.6ポイント増)となりました。「みんなの党」は4.8%(前月調査に同じ)、「たちあがれ日本(前月比0.5ポイント増)」は3.4%、「共産党(前月比0.1ポイント増)」は2.7%となりました。 男女別にみると、「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(44.4%)」の方が「男性(39.1%)」より5.3ポイント多い結果となりました。 年代別では、「民主党」と回答した割合は10代以下を除き、40代(9.2%)が他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 日本はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に参加すべきだと思いますか。思いませんか。
TPPについては、「参加すべきではない」が44.4%ともっとも多く、次いで「どちらともいえない」22.0%、「参加すべき」20.9%となりました。また、「TPPのことを知らない」は12.7%となりました。 支持政党別では、「民主党支持層」の44.9%がTPPに「参加すべき」と回答し、次いで「どちらともいえない」25.1%、「参加すべきではない」22.0%となりました。「自民党支持層」では、「参加すべきではない」が60.7%ともっとも多く、次いで「どちらともいえない」16.7%と「参加すべき」16.6%がほぼ並びました。「無党派層」では、「参加すべきではない」が36.2%ともっとも多く、次いで「どちらともいえない」25.0%、「参加すべき」20.4%でやや割れました。 男女別にみると、「参加すべき」、「参加すべきではない」との回答の割合は、ともに「男性」の方が「女性」より多い傾向が見られました。年代別では、「参加すべきではない(53.2%)」との回答の割合が50代以上で抜きん出ました。
Q4. 千葉県柏市など福島第1原発から離れた場所でも放射線量が高い「ホットスポット」が見つかっています。 放射線に対する不安はありますか。ありませんか。
ホットスポットなど身の回りの放射線に対しては、「不安はある」がもっとも多く58.1%と6割近くに達し、次いで「不安はない」23.3%、「どちらともいえない」18.6%となりました。 男女別にみると、「不安はある」との回答の割合は、「女性(60.9%)」の方が「男性(55.5%)」より5.4ポイント多い傾向が見られました。年代間で大きな差は見られませんでした。
Q5. 放射性物質による食品汚染が問題となっていますが、食事や食品購入の際に注意している点はありますか。 ありませんか。
放射性物質による食品汚染について食事や食品購入の際に注意している点があるかについては、「ない」47.8%がもっとも多く5割近くに達しました。次いで「ある」32.8%、「どちらともいえない」19.4%となりました。 男女別にみると、食品汚染について食事や食品購入の際に注意している点が「ある」との回答の割合は、「女性(36.3%)」の方が「男性(29.4%)」より6.9ポイント多い傾向が見られました。また、年代が高くなるほど注意している点が「ある」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q6. 3月11日に発生した東日本大震災および福島第1原発での事故をさかいに、暮らしや将来設計への意識に 変化はありますか。
3.11以降の意識の変化については、「変わらない」35.1%がもっとも多く、次いで「どちらともいえない」27.4%、「後ろ向きになった」21.0%、「前向きになった」16.5%となりました。 男女間で大きな差は見られませんでした。 年代別では、10代以下を除き、年代が高くなるほど「前向きになった」との回答の割合が多くなる傾向が見られ、「後ろ向きになった」については年代が低くなるほど回答の割合が多くなる傾向が見られました。