Q1. 野田内閣を支持しますか。支持しませんか。
野田内閣の支持率は、「支持する」が6.5%(前月4月23日調査比0.2ポイント増)、「支持しない」が63.7%(前月調査比1.3ポイント減)となりました。「どちらともいえない」は29.8%(前月調査比1.0ポイント増)となりました。
支持政党別では「民主党支持層」の38.2%が野田内閣を「支持する」、「どちらともいえない」41.3%、「支持しない」は20.5%となりました。「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」61.6%がもっとも多く、次いで「どちらともいえない」34.6%、「支持する」3.8%となりました。
男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(68.8%)」の方が「女性(58.5%)」より10.3ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(35.3%)」の方が「男性(24.4%)」より10.9ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
年代別では、10 代以下(10.3%)で「支持する」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(67.6%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
「支持政党なし(無党派層)」がもっとも多く49.8%(前月調査比0.1ポイント増)、次いで「自民党」26.4%(前月調査比0.2ポイント減)、「民主党」6.2%(前月調査比0.6ポイント増)となりました。「みんなの党」は4.5%、「たちあがれ日本」は3.9%、「共産党」は2.7%でした。
男女別にみると、「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(53.4%)」の方が「男性(46.3%)」より7.1ポイント多い結果となりました。
年代別では、「民主党」と回答した割合は10 代以下(12.1%)が他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 消費税率引き上げに賛成ですか。反対ですか。
消費税率の引き上げについては、「反対」54.1%(前月調査比2.2ポイント減)が5割を超え、「賛成」は16.2%(前月調査比0.4ポイント増)にとどまりました。「どちらともいえない」は29.7%(前月調査比1.8ポイント増)となりました。
支持政党別に見ると、民主党支持層では「賛成」36.9%、「反対」38.8%、「どちらともいえない」24.3%、自民党支持層では「反対」53.3%、「どちらともいえない」29.1%、「賛成」17.6%、無党派層では「反対」53.9%、「どちらともいえない」31.6%、「賛成」14.4%となり、支持政党で違いが見られました。
男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q4. 野田政権が進めている社会保障改革の取り組みを評価しますか。評価しませんか。
野田政権が進めている社会保障改革の取り組みについては、「評価しない」56.0%が5割を超え、「評価する」は1割にもみたない8.2%、「どちらともいえない」は35.7%でした。
支持政党別に見ると、民主党支持層では「どちらともいえない」47.0%、「評価する」30.1%、「評価しない」23.0%、無党派層では「評価しない」53.8%、「どちらともいえない」39.5%、「評価する」6.8%となりました。
男女別にみると、「評価しない」との回答の割合は、「男性(60.7%)」の方が「女性(51.2%)」より9.5ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
年代間で大きな差は見られませんでした。
Q5. 今国会で消費税増税関連法案が成立しない場合、野田首相はどうすべきだと思いますか。
今国会で消費税増税関連法案が成立しない場合の野田首相がとるべき対応については、「衆院を解散して総選挙」58.2%が6割近くに達し、「野田内閣の総辞職」17.9%、「現状のまま政権を続ける」14.4%を大きく離しました。
支持政党別に見ると、民主党支持層では、「現状のまま政権を続ける」38.2%、「衆院を解散して総選挙」34.8%、「野田内閣の総辞職」18.9%、自民党支持層では、「衆院を解散して総選挙」74.0%、「野田内閣の総辞職」16.2%、「現状のまま政権を続ける」6.4%、無党派層では、「衆院を解散して総選挙」54.3%、「野田内閣の総辞職」19.0%、「現状のまま政権を続ける」15.6%となり、支持政党で違いが見られました。
男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q6. 関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働について賛成ですか。反対ですか。
関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働については意見が分かれました。
「賛成」37.4%(前月調査比5.2ポイント増)、「反対」31.8%(前月調査比2.4ポイント減)、「どちらともいえない」30.8%(2.8ポイント減)となり、ほぼ同じ割合となりました。
支持政党別に見ると、民主党支持層では「賛成」39.8%、「反対」33.5%、「どちらともいえない」26.7%、自民党支持層では「賛成」53.6%、「どちらともいえない」25.6%、「反対」20.7%、無党派層では「反対」34.7%、「どちらともいえない」34.6%、「賛成」30.8%となり、支持政党で違いが見られました。
男女別にみると、「賛成」との回答の割合は、「男性(45.2%)」の方が「女性(29.3%)」より15.9ポイント多く、「反対」との回答の割合は、「女性(36.6%)」の方が「男性(27.2%)」より9.4ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
年代間で大きな差は見られませんでした。
Q7. 仮に電力が不足し、日常生活に不便があったとしてもその状況を受け入れられますか。受け入れられませんか。
仮に電力が不足し、日常生活に不便があった場合、その状況を受け入れられかどうかについては、「受け入れられる」43.3%、「受け入れられない」32.8%、「どちらともいえない」23.9%と意見が分かれました。
民主党支持層では、「受け入れられる」48.5%、「どちらともいえない」21.4%、「受け入れられない」30.2%、自民党支持層では、「受け入れられない」41.0%、「受け入れられる」37.0%、「どちらともいえない」22.0%、無党派層では「受け入れられる」46.2%、「受け入れられない」29.2%、「どちらともいえない」24.5%となり、支持政党で違いが見られました。
男女別にみると、「受け入れられる」との回答の割合は、「女性(47.1%)」の方が「男性(39.6%)」より7.5ポイント多く、「受け入れられない」との回答の割合は、「男性(39.1%)」の方が「女性(26.4%)」より12.7ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
年代間で大きな差は見られませんでした。
Q8. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
今後どのような政権ができるのが望ましいかについては、「政界再編による既存政党にとらわれない新しい枠組み」がもっとも多く49.6%(前月調査比1.7ポイント増)と5割近くに達し、次いで「自民党中心の政権」23.6%(前月調査比0.7ポイント増)、「その他」16.3%(前月調査比4.5ポイント減)となりました。一方で「民主党と自民党を核とした大連立」はわずか7.3%(前月調査比1.2ポイント増)となりました。
男女間、年代間において大きな差は見られませんでした。