Q1. 野田内閣を支持しますか。支持しませんか。
野田内閣の支持率は、「支持する」が6.7%(前月5月28日調査比0.2ポイント増)、「支持しない」が70.2%(前月調査比6.5ポイント増)となりました。「どちらともいえない」は23.1%(前月調査比5.9ポイント減)となりました。 支持政党別では「民主党支持層」の47.0%が野田内閣を「支持する」、「どちらともいえない」36.1%、「支持しない」は16.9%となりました。「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」71.5%がもっとも多く、次いで「どちらともいえない」24.8%、「支持する」3.7%となりました。 男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(74.2%)」の方が「女性(66.0%)」より8.2ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(27.6%)」の方が「男性(18.8%)」より8.8ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代別では、10 代以下、50代以上(ともに10.0%)で「支持する」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(74.7%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、支持している政党はありますか。
「支持政党なし(無党派層)」がもっとも多く53.1%(前月調査比3.3ポイント増)、次いで「自民党」23.9%(前月調査比2.5ポイント減)、「民主党」5.5%(前月調査比0.7ポイント減)となりました。「みんなの党」は4.5%、「たちあがれ日本」は3.6%、「共産党」は2.9%でした。 男女別にみると、「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(56.4%)」の方が「男性(49.9%)」より6.5ポイント多い結果となりました。 年代別では、「民主党」と回答した割合は10 代以下(10.9%)が他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 衆院で消費税増税関連法案が可決、通過しました。消費税率引き上げに賛成ですか。反対ですか。
消費税率の引き上げについては、「反対」60.5%(前月調査比6.4ポイント増)が6割を超え、「賛成」は14.4%(前月調査比1.8ポイント減)にとどまりました。「どちらともいえない」は25.1%(前月調査比4.6ポイント減)となりました。 支持政党別に見ると、民主党支持層では「賛成」43.3%、「反対」32.6%、「どちらともいえない」24.0%、自民党支持層では「反対」56.6%、「どちらともいえない」26.7%、「賛成」16.7%、無党派層では「反対」63.1%、「どちらともいえない」25.3%、「賛成」11.5%となり、支持政党で違いが見られました。 男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q4. 政権交代から3年、衆院での消費増税法案などの採決をきっかけに分裂状態となっている民主党についてどう思いますか。
衆院での消費増税法案などの採決をきっかけに分裂状態となっている民主党については、「理解できない」(67.3%)が7割近くに達し、「理解できる」は16.9%、「どちらともいえない」は15.8%でした。 男女間、年代間(10代以下をのぞく)で大きな差は見られませんでした。
Q5. .民主、自民、公明の3党合意に基づいて消費増税関連法案の成立を目指す「野田佳彦首相」と、消費増税法案の撤回を求めている「小沢一郎元代表」。どちらの行動を支持しますか。
消費増税関連法案の成立を目指す「野田佳彦首相」と、消費増税法案の撤回を求めている「小沢一郎元代表」について、どちらの行動を支持するかについては、「小沢一郎元代表」支持(24.5%)が「野田佳彦首相」(16.6%)を7.9ポイント上回りました。一方で「どちらともいえない」との回答(58.9%)も6割弱となりました。 支持政党別に見ると、民主党支持層では「野田佳彦首相」49.6%、「どちらともいえない」27.9%、「小沢一郎元代表」22.6%、自民党支持層では「どちらともいえない」62.8%、「小沢一郎元代表」19.9%、「野田佳彦首相」17.3%、無党派層では「どちらともいえない」62.1%、「小沢一郎元代表」24.4%、「野田佳彦首相」13.5%となりました。 男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q6. 政府は大飯原子力発電所3、4号機の再稼働を決定しましたが、この判断を支持しますか。支持しませんか。
関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働については前回アンケート時と同じく意見が分かれました。 「(再稼動を)支持する」38.6%、「支持しない」35.4%、「どちらともいえない」26.0%となり、支持する、しないは拮抗しています。 支持政党別に見ると、民主党支持層では「支持する」47.2%、「支持しない」29.5%、「どちらともいえない」23.3%、自民党支持層では「支持する」54.0%、「支持しない」23.9%、「どちらともいえない」22.1%、無党派層では「支持しない」39.3%、「支持する」32.8%、「どちらともいえない」27.9%となり、支持政党で違いが見られました。 男女別にみると、「支持する」との回答の割合は、「男性(46.1%)」の方が「女性(31.0%)」より15.1ポイント多く、「支持しない」との回答の割合は、「女性(40.3%)」の方が「男性(30.6%)」より9.7ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代間で大きな差は見られませんでした。
Q7. 違法配信と知りながらインターネットのサイトから音楽や動画をダウンロードした場合、2年以下の懲役または200万円以下の罰金を科す改正著作権法が可決、成立しました。この法律に賛成ですか。反対ですか。
改正著作権法については、「反対」が63.4%と6割を超え、「賛成」13.2%を大きく上回りました。「どちらともいえない」は23.4%となりました。 民主党支持層では、「反対」46.6%、「賛成」27.7%、「どちらともいえない」25.7%、自民党支持層では、「反対」64.8%、「どちらともいえない」22.5%、「賛成」12.7%、無党派層では「反対」64.8%、「どちらともいえない」23.4%、「賛成」11.8%となり、支持政党で違いが見られました。 男女別にみると、「反対」との回答の割合は、「男性(68.1%)」の方が「女性(58.6%)」より9.5ポイン多いなど傾向に違いが見られました。 年代間で大きな差は見られませんでした。
Q8. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
今後どのような政権ができるのが望ましいかについては、「政界再編による既存政党にとらわれない新しい枠組み」がもっとも多く51.5%(前月調査比1.9ポイント増)と5割を超え、次いで「その他」20.4%(前月調査比4.1ポイント増)、「自民党中心の政権」20.1%(前月調査比3.5ポイント減)となりました。一方で「民主党と自民党を核とした大連立」はわずか5.8%(前月調査比1.5ポイント減)となりました。 男女間、年代間において大きな差は見られませんでした。