Q3. 日本は戦後、憲法第9条に基づき、日本が直接攻撃された時のみ武力を行使する「専守防衛」に徹してきましたが、今後は他国が攻撃された場合でも、時の政権の判断で戦争に参加できるようになります。それに賛成ですか反対ですか。
安倍内閣を支持する層では、「賛成だ」71.5%、「わからない」15.7%、「反対だ」12.7%、支持しない層では、「反対だ」77.3%、「わからない」11.8%、「賛成だ」10.9%、どちらともいえない層では、「わからない」42.1%、「反対だ」36.7%、「賛成だ」21.2%の順となりました。
Q4. 政府が示した集団的自衛権を行使する8つの事例のうち、紛争地から日本人を輸送中の米輸送艦を自衛隊が防護することについて、あなたはどう考えますか。
安倍内閣を支持する層では、「日本人を守るのだから当然だ」88.0%、「各国はそれぞれ自国民を救出するのが原則なのであり得ない」6.6%、「その他」5.3%、支持しない層では、「各国はそれぞれ自国民を救出するのが原則なのであり得ない」41.0%、「日本人を守るのだから当然だ」37.8%、「その他」21.2%、どちらともいえない層では、「日本人を守るのだから当然だ」59.0%、「その他」22.8%、「各国はそれぞれ自国民を救出するのが原則なのであり得ない」18.2%の順となりました。
Q5. 北朝鮮などが発射した米国向けの弾道ミサイルが日本上空を通過する場合、自衛隊がミサイルで迎撃するケースについては、どう考えますか。
安倍内閣を支持する層では、「同盟国の米国を守るのは当然だ」73.4%、「その他」16.7%、「弾道ミサイルの標的がどこかは分からないのであり得ない」9.9%、支持しない層では、「弾道ミサイルの標的がどこかは分からないのであり得ない」40.3%、「その他」32.5%、「同盟国の米国を守るのは当然だ」27.2%、どちらともいえない層では、「同盟国の米国を守るのは当然だ」40.5%、「その他」36.7%、「弾道ミサイルの標的がどこかは分からないのであり得ない」22.8%の順となりました。
Q6. では、中東のペルシャ湾などが機雷で封鎖された時、自衛隊が機雷の掃海活動を行うことについては、どう考えますか。
安倍内閣を支持する層では、「石油の輸送路を守るのは当然だ」75.1%、「中東にまで戦争参加地域を拡大するのはあり得ない」14.4%、「その他」10.4%、支持しない層では、「中東にまで戦争参加地域を拡大するのはあり得ない」48.4%、「石油の輸送路を守るのは当然だ」31.1%、「その他」20.5%、どちらともいえない層では、「石油の輸送路を守るのは当然だ」45.4%、「中東にまで戦争参加地域を拡大するのはあり得ない」28.0%、「その他」26.5%の順となりました。
Q8. その日朝合意で、日本は北朝鮮が再調査を開始する時点で北朝鮮に対する独自の制裁措置を解除し始めるとしている点について、あなたはどう考えますか。
安倍内閣を支持する層では、「制裁解除は早すぎる」71.5%、「早期の制裁解除も止むを得ない」22.3%、「その他」6.2%、支持しない層では、「制裁解除は早すぎる」72.5%、「早期の制裁解除も止むを得ない」17.2%、「その他」10.2%、どちらともいえない層では、「制裁解除は早すぎる」69.6%、「その他」15.5%、「早期の制裁解除も止むを得ない」14.9%の順となりました。
Q9. 安倍政権は新たな経済成長戦略で、労働時間と関係なく成果で賃金を払う「残業代ゼロ」制度を、一定年収以上の人を対象に導入する方針です。あなたはそれをどう考えますか。
安倍内閣を支持する層では、「長時間労働を強いられるので反対だ」31.6%、「成果主義への移行は当然だ」20.8%、「その他」17.4%、「これまでの労働時間主義を堅持すべきだ」15.5%、「自分は「残業代ゼロ」の対象ではないので賛成だ」14.8%、支持しない層では、「長時間労働を強いられるので反対だ」51.8%、「これまでの労働時間主義を堅持すべきだ」19.6%、「その他」14.7%、「成果主義への移行は当然だ」7.5%、「自分は「残業代ゼロ」の対象ではないので賛成だ」6.3%、どちらともいえない層では、「長時間労働を強いられるので反対だ」39.9%、「その他」23.2%、「これまでの労働時間主義を堅持すべきだ」16.2%、「成果主義への移行は当然だ」10.7%、「自分は「残業代ゼロ」の対象ではないので賛成だ」10.0%の順となりました。
Q10. では、成長戦略で医療の規制緩和策として、保険診療だけでなく保険外の自由診療もできる「混合診療」を大幅に拡大することについては、どう考えますか。
安倍内閣を支持する層では、「医療費全体を抑制するために当然だ」26.2%、「すべての国民が同じ医療を受ける現在の医療制度を堅持すべきだ」24.2%、「高額でも最先端の医療を受けられるので賛成だ」20.3%、「金持ち以外の人は十分な医療を受けられなくなるので反対だ」19.2%、「その他」10.1%、支持しない層では、「金持ち以外の人は十分な医療を受けられなくなるので反対だ」39.8%、「すべての国民が同じ医療を受ける現在の医療制度を堅持すべきだ」29.4%、「高額でも最先端の医療を受けられるので賛成だ」11.3%、「その他」10.0%、「医療費全体を抑制するために当然だ」9.4%、どちらともいえない層では、「金持ち以外の人は十分な医療を受けられなくなるので反対だ」31.0%、「すべての国民が同じ医療を受ける現在の医療制度を堅持すべきだ」26.8%、「その他」16.7%、「高額でも最先端の医療を受けられるので賛成だ」13.7%、「医療費全体を抑制するために当然だ」11.7%の順となりました。
Q1. 6月22日の通常国会閉会をまたいで、憲法の解釈を変えて集団的自衛権を行使できるようにする大詰めの与党協議が続いています。今、あなたは安倍内閣を支持しますか。
安倍内閣の支持率は、「支持する」が45.3%となり前月5月22日調査より0.6ポイントの増となりました。一方の「支持しない」26.3%も前月調査比1.9ポイントの増、「どちらともいえない」は27.9%で前月調査比3.0ポイントの減となりました。 男女別にみると、「支持する」との回答の割合は、「男性(55.1%)」の方が「女性(35.2%)」より19.9ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(33.5%)」の方が「男性(22.4%)」より11.1ポイント多いなど傾向に違いがみられました。 年代別では、年代が高くなるほど「支持する」との回答の割合が多い傾向がみられ、50代以上(54.1%)で5割を超えました。
Q2. 安倍内閣で一番評価している政策はなんですか。
「日本経済の立て直し」37.6%(前月調査比0.3ポイント減)が最も多く、次いで「外交・安全保障の強化」33.3%(前月調査比1.2ポイント減)、「その他」13.2%(前月調査比1.2ポイント増)、「東日本大震災からの復興」6.7%(前月調査比0.5ポイント増)、「TPPへの参加」4.9%(前月調査比0.1ポイント増)、「教育の再生」4.3%(前月調査比0.3ポイント減)となりました。
Q3. 日本は戦後、憲法第9条に基づき、日本が直接攻撃された時のみ武力を行使する「専守防衛」に徹してきましたが、今後は他国が攻撃された場合でも、時の政権の判断で戦争に参加できるようになります。それに賛成ですか反対ですか。
「賛成だ」40.8%、「反対だ」36.8%となり割れました。「わからない」は22.4%となりました。 男女別にみると、「賛成」との回答の割合は、「男性(52.8%)」の方が「女性(28.4%)」より24.4ポイント多く、逆に「反対」との回答の割合は、「女性(44.6%)」の方が「男性(29.3%)」より15.3ポイント多いなど傾向に違いがみられました。 年代別では、年代が高くなるほど「賛成」との回答の割合が多く、「反対」については、10代以下(48.1%)と20代(43.5%)で4割を超えました
Q4. 政府が示した集団的自衛権を行使する8つの事例のうち、紛争地から日本人を輸送中の米輸送艦を自衛隊が防護することについて、あなたはどう考えますか。
「日本人を守るのだから当然だ」66.7%が最も多く6割を超えました。次いで「各国はそれぞれ自国民を救出するのが原則なのであり得ない」18.6%、「その他」14.7%となりました。 男女別にみると、「日本人を守るのだから当然だ」との回答の割合は、「男性(73.4%)」の方が「女性(59.8%)」より13.6ポイント多いなど傾向に違いがみられました。 年代別では、年代が高くなるほど「日本人を守るのだから当然だ」との回答の割合が多い傾向がみられました。
Q5. 北朝鮮などが発射した米国向けの弾道ミサイルが日本上空を通過する場合、自衛隊がミサイルで迎撃するケースについては、どう考えますか。
「同盟国の米国を守るのは当然だ」52.0%が最も多く5割を超えました。次いで「その他」26.2%、「弾道ミサイルの標的がどこかは分からないのであり得ない」21.8%となりました。 男女別にみると、「同盟国の米国を守るのは当然だ」との回答の割合は、「男性(62.7%)」の方が「女性(41.0%)」より21.7ポイント多く、逆に「弾道ミサイルの標的がどこかは分からないのであり得ない」との回答の割合は、「女性(27.1%)」の方が「男性(16.6%)」より10.5ポイント多いなど傾向に違いがみられました。 年代別では、年代が高くなるほど「同盟国の米国を守るのは当然だ」との回答の割合が多くなる傾向がみられ、50代以上60.1%で6割を超えました。
Q6. では、中東のペルシャ湾などが機雷で封鎖された時、自衛隊が機雷の掃海活動を行うことについては、どう考えますか。
「石油の輸送路を守るのは当然だ」54.8%が最も多く5割を超えました。次いで「中東にまで戦争参加地域を拡大するのはあり得ない」27.4%、「その他」17.8%となりました。 男女別にみると、「石油の輸送路を守るのは当然だ」との回答の割合は、「男性(65.8%)」の方が「女性(43.4%)」より22.4ポイント多く、逆に「中東にまで戦争参加地域を拡大するのはあり得ない」との回答の割合は、「女性(34.5%)」の方が「男性(20.5%)」より14.0ポイント多いなど傾向に違いがみられました。 年代別では、年代が高くなるほど「石油の輸送路を守るのは当然だ」との回答の割合が多く、40代(61.1%)、50代以上(62.3%)で6割を超えました。
Q7. 日本と北朝鮮との政府間協議で、北朝鮮が日本人拉致被害者らを再調査し、生存者が発見された場合は日本に帰国させることで合意しました。あなたは、これで拉致問題が全面解決すると考えますか。
「解決しない」70.1%が最も多く7割に達しました。次いで「わからない」23.3%となり、「解決する」は6.6%にとどまりました。
Q8. その日朝合意で、日本は北朝鮮が再調査を開始する時点で北朝鮮に対する独自の制裁措置を解除し始めるとしている点について、あなたはどう考えますか。
「制裁解除は早すぎる」70.2%が7割に達しました。次いで「早期の制裁解除も止むを得ない」19.0%、「その他」10.8%となりました。
Q9. 安倍政権は新たな経済成長戦略で、労働時間と関係なく成果で賃金を払う「残業代ゼロ」制度を、一定年収以上の人を対象に導入する方針です。あなたはそれをどう考えますか。
「長時間労働を強いられるので反対だ」37.1%が最も多く、「これまでの労働時間主義を堅持すべきだ」16.0%と合わせると53.1%なりました。次いで「成果主義への移行は当然だ」13.6%、「自分は「残業代ゼロ」の対象ではないので賛成だ」10.7%の順となりました。「その他」22.6%となりました。
Q10. では、成長戦略で医療の規制緩和策として、保険診療だけでなく保険外の自由診療もできる「混合診療」を大幅に拡大することについては、どう考えますか。
「金持ち以外の人は十分な医療を受けられなくなるので反対だ」27.4%が最も多く、次いで「すべての国民が同じ医療を受ける現在の医療制度を堅持すべきだ」25.8%と続き、現状を維持すべきとの回答の割合は合計で53.2%となりました。一方、「医療費全体を抑制するために当然だ」16.8%、「高額でも最先端の医療を受けられるので賛成だ」15.5%と医療の規制緩和策を支持する回答の割合は32.3%となりました。「その他」は14.4%でした。
Q11. 18日の東京都議会本会議で女性議員が少子化問題について質問中、男性議員から「自分が早く結婚したら」「自分で産めば」などとヤジを浴びた問題で、5日後の23日、自民党議員が1人名乗り出て謝罪しました。どうすべきですか。
「その他」22.1%、「都議会として発言した議員を全員突き止めて処分すべきだ」21.5%、「そんなに大騒ぎするほどの問題ではない」18.9%、「発言者は全員自ら謝罪すればよい」16.8%、「悪質な女性差別なので発言した議員は全員辞職すべきだ」13.5%、「少なくとも発言を認めて名乗り出た議員は辞職すべきだ」7.2%と割れました。
Q12. 今、あなたが支持している政党はどこですか。
「自民党」が37.5%と前月調査より5.6ポイントの大幅減となり、「支持政党なし」43.5%(前月調査比5.0ポイント増)が自民党に代わり最も多くなりました。「共産党」3.3%(前月調査比0.1ポイント減)が前月に続いて野党第1党を維持、次いで「日本維新の会」3.2%(前月調査比0.3ポイント増)、「民主党」1.9%(前月調査比0.1ポイント増)と「みんなの党」1.9%(前月調査比0.8ポイント増)が同率で並びました。以下、「その他の政党」1.8%(前月調査比0.2ポイント増)、「公明党」1.7%(前月調査比0.1ポイント減)、「結いの党」1.5%(前月調査比0.6ポイント増)、社民党1.3%(前月調査比0.8ポイント減)、「生活の党」1.2%(前月調査比0.1ポイント減)、「新党改革」1.2%(前月調査比0.3ポイント減)の順となりました。 男女別にみると、「支持政党なし」との回答の割合は、「女性(51.3%)」の方が「男性(35.9%)」より15.4ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代別では、年代が高くなるほど「支持政党なし」との回答の割合が少なくなる傾向がみられました。