Q1. 鳩山内閣を支持しますか。
鳩山内閣の支持率は、前月の調査(11月26日実施)より4.8ポイント減の12.9%となり、「支持しない」は9.8ポイント増の59.7%となりました。一方「どちらともいえない」は27.4%でした。
支持政党別では「民主党支持層」の58.4%が鳩山内閣を「支持」、「どちらともいえない」34.9%、「支持しない」は6.6%となりました。
「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」の61.6%がもっとも多く、ついで「どちらともいえない」33.9%、「支持する」4.5%となりました。
また、Q9との重ねあわせで見ると、政治に関する情報を「新聞報道」からもっとも多く入手する層では、21.6%が鳩山内閣を支持し、支持しないは49.2%となりました。
「TV報道」からもっとも多く入手する層では、前回調査では「支持する(26.6%)」が「支持しない(25.7%)」を上回っていましたが、今回調査では「支持しない(40.3%)」が「支持する(18.0%)」を上回りました。
一方、「インターネット」からもっとも多く入手する層では、鳩山内閣を「支持しない」77.9%が「支持する」7.5%を大きく上回る結果となりました。
男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(63.2%)」の方が「女性(56.1%)」より7.1ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(32.8%)」の方が「男性(22.3%)」より10.5ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、50代以上(16.6%)で「支持する」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(62.9%)、20代(60.3%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
いま、支持する政党では「自民党」が34.2%(前月比1.9ポイント増)ともっとも多く、次いで「民主党」の16.2%(前月比3.2ポイント減)となりました。「支持政党なし」は36.3%(前月比1.5ポイント増)、共産党は3.7%(前月比0.1ポイント減)、みんなの党は3.6%で前月より0.7ポイントの増で共産党にせまる勢いとなり、公明党1.8%(前月比0.3ポイント減)、社民党1.3%(前月に同じ)の順となりました。
男女別にみると、「民主党」との回答の割合は、「男性(18.1%)」の方が「女性(14.2%)」より3.9ポイント多いなど傾向にやや違いが見られました。
また「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(39.9%)」の方が「男性(32.7%)」より7.2ポイント多い結果となりました。
年代別では、10代以下をのぞき、「自民党」と回答した割合は各年代で大きな差がないのに対して、「民主党」については40代で19.1%、50代以上で18.5%と他の年代に比べて回答の割合が多くなる傾向が見られました。また、10代以下をのぞき、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 鳩山政権が誕生して100日が過ぎました。暮らしの中で政権交代による変化を実感していますか。
暮らしの中で政権交代による変化を実感しているかについては、「実感していない(56.5%)」が5割を超え、次いで「実感している(23.4%)」、「どちらともいえない(20.1%)」となりました。
男女別で大きな傾向の違いは見られませんでした。
年代別では、10代以下をのぞき、30代以上がほぼ同傾向であったのに対して、20代で「実感していない(63.1%)」との回答の割合が6割を超えました。
支持政党別で見ると、「民主党支持層」で「実感している」との回答の割合は19.2%となっているのに対して「自民党支持層」では35.0%が「実感している」と回答しています。
Q4. 鳩山首相は24日の記者会見で、偽装献金問題について国民に謝罪するとともに、辞任する考えはないことを強調しました。この問題による今後の政権運営や来夏の参院選への影響はあると思いますか。思いませんか。
鳩山首相の偽装献金問題をめぐる今後の政権運営や来夏の参院選への影響については、「影響はあると思う(69.7%)」が7割近くに達し、「影響はないと思う(12.4%)」は1割強にとどまりました。「どちらともいえない」は18.0%となりました。
男女別、年代別(10代以下をのぞく)で大きな傾向の違いは見られませんでした。
支持政党別では「民主党支持層」でもっとも回答の割合が多かったのは「影響はあると思う(53.3%)」で5割を超えました。「支持政党なし(無党派層)」で「影響はあると思う(70.2%)」との回答の割合は7割を超え、「自民党支持層」で「影響はあると思う(82.0%)」との回答の割合は8割に達しました。
また、Q9との重ねあわせで見ると、「影響はあると思う」回答の割合については、政治に関する情報を「新聞報道」からもっとも多く入手する層では、71.2%、「TV報道」からもっとも多く入手する層では63.3%、「インターネット」からもっとも多く入手する層では78.0%となりました。
Q5. 民主党、社民党、国民新党が連立していることについて賛成ですか。反対ですか。
民主党、社民党、国民新党が連立していることについては、「反対」が49.8%と5割近くに達しました。同様の質問を鳩山内閣発足直後の9月17日に行っていますが、この時点では「反対」が44.5%となっており、約100日を経過して5.3ポイントの増となりました。また「どちらともいえない」は40.0%で9月17日調査(40.5%)と比較して0.5ポイントの減、「賛成」は10.3%で 9月17日調査(15.0%)と比較して4.7ポイントの減となりました。
男女別にみると、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(45.1%)」の方が「男性(35.0%)」より10.1ポイント多く、「反対」は、「男性(55.2%)」の方が「女性(44.2%)」より11.0ポイント多いなど傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、50代以上(15.7%)で「賛成」との回答の割合が多く、一方の「反対」との回答の割合は30代(53.2%)、40代(51.9%)で抜きん出る結果となりました。
「民主党支持層」でみても「賛成」は23.4%にとどまり、「反対(39.2%)」がもっとも多く、「どちらともいえない」は37.4%となりました。「無党派層」では、「反対」47.9%、「どちらともいえない」45.8%となり、「賛成」はわずか6.2%にとどまりました。
Q6. 来年の夏に参議院選挙が行われますが、今、参院選が行われたら、比例代表では、どの政党に投票しようと思いますか。(有権者でない方は、選挙権があるとしてお答えください。)
今、参院選が行われたら、比例代表でどの政党に投票しようと思うかについては、「自民党(41.7%)」が4割を超え、前月の調査より1.0ポイントの増となりました。次いで「決めていない(27.6%)」と続き、「民主党」は14.9%で、前月の調査より3.9ポイントの減となりました。
男女別にみると、「決めていない」との回答の割合は「女性(31.8%)」の方が「男性(23.4%)」より8.4ポイント多く傾向に違いが見られました。
年代別では「自民党」と回答の割合が多かったのは「20代(44.4%)」と「30 代(43.2%)」で他の年代に比べ抜きん出ています。一方の「民主党」は10 代以下をのぞき、年代が高くなるにつれ、回答の割合が多くなる傾向がみられました。
Q7. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
望ましい今後の政権の姿は「政界再編による新しい枠組み」がもっとも多く40.4%(前月比1.7ポイント増)となりました。次いで「自民党中心の連立政権」16.5%(前月比0.2ポイント減)、「自民党の単独政権」14.8%(前月比0.9ポイント増)の順になりました。
男女間で大きな傾向の違いは見られませんでした。
10代以下をのぞいた年代別でみると、「政界再編による新しい枠組み」との回答の割合は年代間でさほど大きな違いが見られないのに対して、「民主党の単独政権」では40代(11.5%)、30代(11.0%)で回答の割合が多くなる傾向がみられました。
Q8. 自民党の政権奪還を期待しますか、しませんか。
自民党の政権奪還への期待については、「期待する(42.6%)」が前月の調査より2.8ポイントの増、一方の「期待しない(31.5%)」についても前月の調査より3.5ポイントの増となりました。一方「どちらともいえない」は26.0%となりました。
男女別、年代別で大きな傾向の違いは見られませんでした。
Q9. 政治に関する情報は、どの媒体から、もっとも多く入手しますか。
政治に関する情報をどの媒体からもっとも多く入手するかについては、「インターネット」が48.4%(前月比2.0ポイント減)ともっとも多く、ついで「TV報道」34.0%(前月比0.3ポイント増)、「新聞報道」11.7%(前月比0.3ポイント増)の順となりました。
支持政党別でみると、「民主党支持層」がもっとも政治に関する情報を入手する媒体は「TV報道」50.5%(前月比0.5ポイント増)、「インターネット」26.0%(前月比2.6ポイント減)、「新聞報道」20.1%(前月比1.3ポイント増)となっています。
一方「自民党支持層」では、「インターネット」が67.6%(前月比2.3ポイント減)ともっとも多く、ついで「TV報道」19.9%(前月比1.8ポイント増)、「新聞報道」9.4%(前月比0.3ポイント増)と民主党支持層との違いがみられます。
「無党派層」では、「インターネット」が45.7%(前月比3.3ポイント減)でもっと多く、ついで「TV報道」38.7%(前月比1.2ポイント増)、「新聞報道」10.4%(前月比0.4ポイント増)となりました。
男女別では、「インターネット」との回答の割合は、「男性(53.7%)」の方が「女性(42.9%)」より10.8ポイント多く、「TV報道」との回答の割合は、「女性(40.8%)」の方が「男性(27.5%)」より13.3ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、「インターネット」との回答の割合は「30 代(54.7%)」で5割を超え、他の年代に比べ抜きん出る結果となりました。