トピックス
内閣支持率「支持する」50.0%、「支持しない」21.8%
内閣支持率50.0% 前月比3.4ポイント増
いま、あなたは安倍内閣を支持しますか、支持しませんか。
安倍内閣の支持率は、前月より3.4ポイント増の50.0%となりました。一方、不支持率は、前月より2.8ポイント減の21.8%でした。男女別でみると、支持率は男性が57.1%で、女性を15.8ポイント上回りました。年代別でみると、30代以上の年代で「支持する」との回答が50%を上回りました。
生活指数(D.I.)マイナス15.6=
「ゆとりが出てきた」14.6% - 「ゆとりがなくなってきた」30.2%
生活指数(D.I.)マイナス15.6 前回10月調査比2.0ポイントの改善
1年前と比べて、あなたの今の暮らし向きはどう変わったと感じますか。
「ゆとりが出てきた」14.6%、「ゆとりがなくなってきた」30.2%となり、生活指数(D.I.=「ゆとりが出てきた」-「ゆとりがなくなってきた」)はマイナス15.6となりました。その結果、前回10月の調査(マイナス17.6)から2.0ポイントの改善でしたが、前々回7月の調査(マイナス11.5)と比較すると4.1ポイントの悪化でした。
北方領土問題を2島返還だけで決着させることに
「納得できる」28.4%、「納得できない」44.0%
安倍首相はロシアとの平和条約締結を急ぐため、日本の北方4島のうち面積の93%を占める国後、択捉両島の返還は諦め、残る7%の歯舞群島と色丹島の返還だけで決着させる方針だと報じられています。あなたは、北方領土問題を2島返還だけで決着させることに納得できますか、納得できませんか。
最も多かったのは「納得できない」44.0%で、次いで「納得できる」28.4%、「わからない」27.6%の順となりました。年代別にみると、30代以上の年代で「納得できない」との回答が半数近くに上りました。
違法なやり方で15年間も行っていた「毎月勤労統計」調査など、
政府統計を「信用している」9.3%、「信用していない」67.1%
厚生労働省は、雇用保険、労災保険等の給付額算定などに用いる重要な「毎月勤労統計」の調査を、違法なやり方で15年間も行い、昨年1月からは調査データを正しく見せかけるためのデータ処理も施していました。あなたは今、政府統計を信用していますか、信用していませんか。
「信用していない」との回答が67.1%と3分の2を上回り、10代を除く全ての層で60%を超えました。
安倍内閣の支持状況別クロス集計
1年前と比べて、暮らし向きはどう変わったか。
1年前と比べて、あなたの今の暮らし向きはどう変わったと感じますか。
安倍内閣を支持しない層では65.6%が「ゆとりがなくなってきた」と回答し、どちらとも言えない層の57.1%と支持する層の62.4%はそれぞれ「どちらとも言えない」と回答しました。
北方領土問題を2島返還だけで決着させることに納得できるか。
安倍首相はロシアとの平和条約締結を急ぐため、日本の北方4島のうち面積の93%を占める国後、択捉両島の返還は諦め、残る7%の歯舞群島と色丹島の返還だけで決着させる方針だと報じられています。あなたは、北方領土問題を2島返還だけで決着させることに納得できますか、納得できませんか。
全ての層で「納得できない」との回答が最も多く、安倍内閣を支持しない層では64.7%に達し、どちらとも言えない層では44.6%、支持する層では38.4%でした。一方、支持する層では「納得できる」との回答も37.7%あり、意見が真っ二つに割れています。
原子力発電所の輸出を引き続き推進すべきだと考えるか。
安倍政権が日本の成長戦略と経済外交の柱としている原子力発電所の輸出は、建設費の高騰などにより、英国、トルコ、ベトナムなどで全て中止、凍結されました。あなたは、原発の輸出を引き続き推進すべきだと考えますか、もう中止すべきだと考えますか。
安倍内閣を支持しない層では「中止すべきだ」との回答が70.6%に達した一方、支持する層では「わからない」36.3%、「中止すべきだ」33.3%、「推進すべきだ」30.5%の順となり、意見が割れました。どちらとも言えない層では「中止すべきだ」44.6%と「わからない」44.5%に二分されました。
違法なやり方で15年間も行っていた「毎月勤労統計」調査など、政府統計を信用しているか。
厚生労働省は、雇用保険、労災保険等の給付額算定などに用いる重要な「毎月勤労統計」の調査を、違法なやり方で15年間も行い、昨年1月からは調査データを正しく見せかけるためのデータ処理も施していました。あなたは今、政府統計を信用していますか、信用していませんか。
全ての層で「信用していない」との回答が最も多く、安倍内閣を支持しない層では89.1%、どちらとも言えない層でも71.1%を占め、支持する層では54.3%でした。
本来より少なく支給していた雇用保険などの追加支給は、対象者全員に正しく支給されると考えるか。
賃金、労働時間などに関する毎月勤労統計の不正調査の結果、本来より少なく支給していた雇用保険などは、延べ2015万人、総額564億円に達します。政府は今年春から、それを追加支給する方針ですが、あなたは、対象者全員に正しく支給されると考えますか、考えませんか。
全ての層で「全員に正しく支給されることはない」との回答が最も多く、安倍内閣を支持しない層では84.2%、どちらとも言えない層でも68.2%に上り、支持する層でも53.3%と過半数でした。
毎月勤労統計の不正調査問題で、その政治責任は誰が取って辞めるべきだと考えるか。
政府は毎月勤労統計の不正調査問題で、2019年度予算案の修正を閣議決定しました。政府の不正に伴う閣議決定のやり直しは戦後政治史上初めてであるうえ、不正調査は国民生活への影響も甚大です。安倍内閣は厚生労働省の幹部ら22人を訓告などの処分にしましたが、政治責任は誰が取って辞めるべきだと考えますか。
安倍内閣を支持しない層では50.7%が「安倍晋三首相」と回答したのに対し、支持する層で70.3%、どちらとも言えない層では44.3%が「厚労省幹部の処分で十分だ」と回答しました。
戦後最長に達した景気回復を実感しているか。
内閣府によると、日本の景気回復は2012年12月に始まって、その長さはこの1月で74カ月となり、戦後最長に達しました。あなたは、それだけの景気回復を実感していますか、実感していませんか。
全ての層で「実感していない」との回答が最も多く、安倍内閣を支持しない層では93.1%と圧倒的多数を占め、どちらとも言えない層でも75.2%と4分の3に上りましたが、支持する層では47.3%で、「実感している」も33.5%ありました。
国際社会で激しい批判を浴びても、あえて鯨を捕獲してその肉を食べたいと思うか。
日本政府は鯨の資源管理をしている国際捕鯨委員会(IWC)を6月末に脱退して、7月から日本の近海で約30年ぶりに商業捕鯨を再開します。あなたは、国際社会で激しい批判を浴びても、あえて鯨を捕獲してその肉を食べたいと思いますか、思いませんか。
安倍内閣を支持する層では56.8%が「鯨の肉を食べたい」と回答したのに対し、支持しない層では42.3%が「鯨の肉は食べたくない」と回答、どちらとも言えない層では37.7%が「わからない」と答えました。
回答の構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。