Q1. 鳩山内閣を支持しますか。
鳩山内閣の支持率は、前月の調査(3月25日実施)より1.8ポイント減の6.8%となり、「支持しない」は5.5ポイント増の71.7%となりました。「どちらともいえない」は21.5%でした。
支持政党別では「民主党支持層」の52.1%(前月比0.1ポイント増)が鳩山内閣を「支持」、「どちらともいえない」35.5%(前月比2.6ポイント減)、「支持しない」は12.4%(前月比2.5ポイント増)となりました。
「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」72.9%(前月比5.0ポイント増)がもっとも多く、ついで「どちらともいえない」25.5%(前月比4.5ポイント減)、「支持する」1.6%(前月比0.5ポイント減)となりました。
また、Q10の重ねあわせで見ると、政治に関する情報を「新聞報道」からもっとも多く入手する層では、11.7%(前月比2.6ポイント減)が鳩山内閣を「支持」し、「支持しない」は66.5%(前月比5.4ポイント増)となりました。
「TV報道」からもっとも多く入手する層では、「支持する」が8.1% (前月比2.4ポイント減)、「支持しない」は59.1% (前月比8.0ポイント増)となりました。「インターネット」からもっとも多く入手する層においては、鳩山内閣を「支持しない」86.1%(前月比6.6ポイント増)が「支持する」4.0%(前月比1.2ポイント減)を大きく上回る結果となりました。
男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(75.1%)」の方が「女性(68.2%)」より6.9ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(26.1%)」の方が「男性(17.1%)」より9.0ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。年代別では、50代以上で「支持する(10.5%)」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(74.8%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
「支持政党なし」がもっとも多く43.4%(前月比1.8ポイント増)、次いで、「自民党」が27.5%(前月比2.3ポイント減)、「民主党」の9.4%(前月比2.1ポイント減)となりました。1月の調査で初めて共産党を抜き、今月も支持率第3位となった「みんなの党」5.8%は、前月より0.9ポイントの減となりました。また新党「たちあがれ日本」は3.8%で、共産党(前月比0.1ポイント減の3.4%)を上回る第4位となりました。次いで公明党1.6%(前月比0.4ポイント減)、「新党改革」1.4%、新党日本1.1%の順となりました。また社民党が前月より0.5ポイント減の0.9%となりました。
男女別にみると、「民主党」との回答の割合は、「男性(10.4%)」の方が「女性(8.3%)」より2.1ポイント多く、また「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(47.8%)」の方が「男性(39.0%)」より8.8ポイント多い結果となりました。
年代別では、10代以下をのぞき、「自民党」と回答した割合は30代(28.9%)でもっとも多く、「民主党」については50代以上(13.0%)と40代(12.3%)で他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 4日間に渡って行われた、行政刷新会議の「事業仕分け第2弾」について、仕分けの様子や結果などの情報を、どのような媒体から入手しましたか。(複数回答可)
「事業仕分け第2弾」の様子や結果などの情報を、どのような媒体から入手したかについては、「TV報道」59.1%がもっとも多く、次いで「新聞報道」24.6%、「仕分け中継以外のネットコンテンツ」20.0%、「情報を入手していない」17.3%、「仕分けのネット生中継・録画」14.1%の順となりました。
男女間で割合の差が顕著だったのは「新聞報道」と「仕分け中継以外のネットコンテンツ」で、いずれも男性の方が女性より回答の割合が多くなりました。
年代別では「TV報道」で、30代、40代、50代以上と年代が高くなるにつれ回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q4. 事業仕分けのネット生中継や録画を見たという方にお聞きします。今回の事業仕分けでの議論や判定について、納得できるものが多かったですか。納得できないものが多かったですか。
事業仕分けのネット生中継や録画を見て議論や判定について納得できたかどうかについては、「どちらともいえない」が45.4%でもっとも多く、次いで「納得できないものが多かった」43.1%と続き、「納得できるものが多かった」は11.5%にとどまりました。
男女間で大きな差は見られませんでした。
年代別でみると「納得できないものが多かった」では40代が他の年代に比べ回答の割合が少なくなっています。
Q5. 今後も事業仕分けを継続していくべきだと思いますか。思いませんか。
今後も事業仕分けを継続すべきかどうかについては「継続していくべきだと思う」が44.0%でもっと多く、次いで「どちらともいえない」32.0%と続き、「継続しなくてよいと思う」は24.0%となりました。
男女別にみると、「継続しなくてよいと思う」との回答の割合は、「男性(26.1%)」の方が「女性(21.8%)」より4.3ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(35.9%)」の方が「男性(28.2%)」より7.7ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、年代が高くなるほど「継続していくべきだと思う」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q6. 平沼赳夫議員や与謝野馨議員の「たちあがれ日本」や首長・首長経験者らによる「日本創新党」、舛添要一議員を党首とする「新党改革」など新党結成が相次いでいますがこれら新党に期待しますか、期待しませんか。
「たちあがれ日本」や「新党改革」などの新党については、「期待しない」が47.6%と5割近くを占め、「どちらともいえない」が31.0%、「期待する」は21.4%となりました。
支持政党別では「民主党支持層」の23.7%が新党に「期待する」、「どちらともいえない」26.1%、「期待しない」は50.1%となりました。
「支持政党なし」の無党派層でみると、新党に「期待する」は16.4%、「どちらともいえない」31.8%、「期待しない」は51.8%となりました。
「自民党支持層」では新党に「期待する」は20.4%、「どちらともいえない」33.7%、「期待しない」は45.9%となりました。
男女別にみると、「期待する」との回答の割合は「男性(23.4%)」の方が「女性(19.3%)」より4.1ポイント多く、また「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(33.7%)」の方が「男性(28.4%)」より5.3ポイント多い結果となりました。年代別では、年代が高くなるほど「期待する」との回答の割合が多くなり、一方「期待しない」は年代が低くなるほど回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q7. 今年の夏に参議院選挙が行われますが、今、参院選が行われたら、比例代表では、どの政党に投票しようと思いますか。(有権者でない方は、選挙権があるとしてお答えください。)
今、参院選が行われたら、比例代表でどの政党に投票しようと思うかについては、「決めていない」が36.4%ともっとも多く、次いで「自民党(32.0%)」となりましたが、前月より5.6ポイントの大幅減となっています。「民主党」は8.6%で、前月の調査より2.3ポイントの減となりました。
男女別にみると、「決めていない」との回答の割合は「女性(41.8%)」の方が「男性(31.2%)」より10.6ポイント多く傾向に違いが見られました。
年代別では「自民党」との回答の割合が多かったのは「30代(33.9%)」と「20 代(33.2%)」で他の年代に比べ抜きん出ています。一方の「民主党」は10 代以下をのぞき、年代が高くなるにつれ回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q8. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
望ましい今後の政権の姿は「政界再編による新しい枠組み」がもっとも多く45.5%(前月比1.0ポイント減)となりました。次いで「自民党中心の連立政権」20.4%(前月比2.4ポイント増)、「自民党の単独政権」11.4%(前月比1.4ポイント減)、「民主党中心の連立政権」6.7%(前月比1.4ポイント減)の順になりました。
男女別に見ると「民主党の単独政権」で「男性(6.0%)」の方が「女性(2.8%)」より3.2ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
10代以下をのぞいた年代別でみると、「政界再編による新しい枠組み」との回答の割合は年代間でさほど大きな違いが見られなかったのに対して、「民主党中心の連立政権」では50代以上(9.2%)と40代(8.6%)、「自民党の単独政権」では30代(12.2%)で回答の割合が多くなっています。
Q9. 自民党の政権奪還を期待しますか、しませんか。
自民党の政権奪還への期待については、「期待しない」36.5%(前月比4.9ポイント増)が「期待する」36.2%(前月比0.3ポイント減)をわずかに上回りました。「どちらともいえない」は27.3%で前月比4.7ポイントの減となりました。
男女別にみると、「期待する」との回答の割合は、「男性(38.0%)」の方が「女性(34.4%)」より3.6ポイント多く、また「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(30.0%)」の方が「男性(24.7%)」より5.3ポイント多い結果となりました。
年代別では30代で「期待する(38.0%)」、50代以上で「期待しない(42.0%)」と回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q10. 政治に関する情報は、どの媒体から、もっとも多く入手しますか。
政治に関する情報をどの媒体からもっとも多く入手するかについては、「インターネット」が46.6%でトップだったものの、前月より5.0ポイントの大幅減となりました。
次いで「TV報道」36.8%(前月比3.0ポイント増)、「新聞報道」11.6%(前月比1.5ポイント増)となりました。
支持政党別でみると、「民主党支持層」がもっとも政治に関する情報を入手する媒体は「TV報道」49.7%(前月比2.9ポイント増)、「インターネット」26.7%(前月比5.5ポイント減)、「新聞報道」19.7%(前月比2.5ポイント増)となっています。
一方「自民党支持層」では、「インターネット」が68.0%(前月比2.9ポイント減)と突出し、次いで「TV報道」20.4%(前月比2.0ポイント増)、「新聞報道」9.4%(前月比1.2ポイント増)と民主党支持層との違いがみられました。
「無党派層」では、先月までもっとも多かった「インターネット」41.1%(前月比6.8ポイント減)が「TV報道」43.5%(前月比4.6ポイント増)と入れ替わり、次いで「新聞報道」11.5%(前月比2.0ポイント増)の順となりました。
男女別では、「インターネット」との回答の割合は、「男性(51.0%)」の方が「女性(42.0%)」より9.0ポイント多く、「TV報道」との回答の割合は、「女性(42.7%)」の方が「男性(31.1%)」より11.6ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、「インターネット」との回答の割合は「30代(52.2%)」で5割を超え、他の年代に比べ抜きん出る結果となりました。