Q1. 菅内閣を支持しますか。
菅内閣の支持率は、「支持する」が14.6%(前回7月調査比4.4ポイント増)、「支持しない」が50.8%(前回調査比5.3ポイント減)となりました。「どちらともいえない」は34.6%でした。
支持政党別では「民主党支持層」の56.1%が菅内閣を「支持する」、「どちらともいえない」31.6%、「支持しない」はわずか12.3%となっています。
「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」47.2%がもっとも多く、次いで「どちらともいえない」44.9%、「支持する」7.9%となりました。
また、Q8との重ねあわせで見ると、政治に関する情報を「新聞報道」からもっとも多く入手する層では、25.7%が菅内閣を「支持」し、「支持しない」は42.3%となりました。
「TV報道」からもっとも多く入手する層では、「支持する」が20.5%、「支持しない」は31.6%となりました。「インターネット」からもっとも多く入手する層においては、菅内閣を「支持しない」70.5%が「支持する」7.4%を大きく上回る結果となりました。
男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(55.7%)」の方が「女性(45.8%)」より9.9ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(39.8%)」の方が「男性(29.5%)」より10.3ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、50代以上で「支持する(18.5%)」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(55.0%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか
「自民党」支持がもっとも多く32.9%(前回調査比1.7ポイント増)、次いで「支持政党なし」32.0%(前回調査比0.4ポイント減)、「民主党」13.1%(前回調査比2.6ポイント増)となりました。一つ順位を下げた「みんなの党」は9.0%(前回調査比2.5ポイント減)、共産党3.1%(前月比0.1ポイント減)、「たちあがれ日本」3.0%(前回調査比0.5ポイント減)と続きました。
男女別にみると、「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(35.6%)」の方が「男性(28.6%)」より7.0ポイント多い結果となりました。
年代別では、「自民党」と回答した割合は30代(34.3%)、20代(33.5%)で多く、「民主党」については40代(17.3%)と50代以上(17.1%)が他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 民主党代表選挙に関心がありますか、ありませんか。
民主党の代表選については、「関心がある」45.7%と前回7月の調査時点より4.3ポイントの増となりました。次いで「関心がない」が34.0%と8.3ポイントの大幅減、「どちらともいえない」は20.3%となりました。
支持政党別でみると「関心がある」との回答の割合は、「民主党支持層」で63.5%、「自民党支持層」で52.0%、「みんなの党支持層」で49.4%となり、いずれも「関心がない」を上回りました。一方「無党派層」では、「関心がない」42.2%が「関心がある」36.6%を上回りました。
男女間、年代別で大きな差は見られませんでした。
Q4. 民主党の代表選は首相の座に直結する選挙です。菅直人首相と小沢一郎前幹事長のどちらが代表にふさわしいと思いますか。(敬称略)
菅直人首相と小沢一郎前幹事長のどちらが代表にふさわしいと思うかについては、「菅直人」が34.7%、「小沢一郎」が8.1%となりました。一方「どちらともいえない」57.2%が5割を超えました。
支持政党別でみると「民主党支持層」では、「菅直人」が65.4%と6割を超え、「どちらともいえない」18.9%、「小沢一郎」15.7%となりました。「自民党支持層」では、「どちらともいえない」67.7%がもっとも多く、「菅直人」26.7%、「小沢一郎」5.6%となりました。「みんなの党支持層」では、「どちらともいえない」53.4%、「菅直人」38.6%、「小沢一郎」8.0%、「無党派層」では、「どちらともいえない」63.4%、「菅直人」31.3%、「小沢一郎」5.3%となり、支持政党によって回答に違いが見られました。
男女別では、「どちらともいえない」がさほど差がないのに対して、「菅直人」との回答の割合は「女性(36.4%)」の方が「男性(32.9%)」より3.5ポイント多く、「小沢一郎」との回答の割合は、「男性(10.5%)」の方が「女性(5.7%)」より4.8ポイント多いなど傾向に違いが見られました。年代別では、年代が高くなるほど「小沢一郎」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q5. 昨年の衆院選で民主党が掲げたマニフェスト通りに政策の実現をめざすべきだと思いますか。状況に応じて修正すべきだと思いますか。
昨年の衆院選で掲げたマニフェストをめぐる対応については「状況に応じて修正すべき」63.9%と6割を超え、「マニフェスト通りに政策の実現をめざすべき」は21.0%にとどまりました。また、「どちらともいえない」は15.1%となりました。
支持政党別でみると「民主党支持層」では、「状況に応じて修正すべき」が61.8%ともっとも多く、「マニフェスト通りに政策の実現をめざすべき」28.3%、「どちらともいえない」は9.9%にとどまりました。「自民党支持層」、「みんなの党支持層」、「無党派層」においても、ほぼ同様の結果となっています。
男女別で見ると「どちらともいえない」がさほど差がないのに対して、「状況に応じて修正すべき」との回答の割合は「女性(68.7%)」の方が「男性(59.3%)」より9.4ポイント多く、「マニフェスト通りに政策の実現をめざすべき」との回答の割合は、「男性(25.1%)」の方が「女性(16.7%)」より8.4ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
年代別で大きな差は見られませんでした。
Q6. 今回の代表選をめぐる報道等を見て、民主党に対する印象は良くなりましたか、悪くなりましたか。
今回の代表選をめぐる報道等を見ての民主党に対する印象については、「悪くなった」61.3%が6割を超えました。次いで「変わらない」25.3%、「どちらともいえない」11.3%、「良くなった」は2.2%にとどまりました。
男女間、年代別で大きな差は見られませんでした。
Q7. 代表選の結果が政界再編の契機となるのではないかとの見方も一部で広がっていますが、自民党の政権復帰に期待しますか、しませんか。
自民党の政権復帰への期待については、「期待しない」39.4%と「期待する」36.8%が拮抗しました。「どちらともいえない」は23.8%となりました。
男女間で大きな差は見られませんでした。
年代別では40 代(42.3%)で「期待しない」との回答の割合が多くなっています。
Q8. 政治に関する情報は、どの媒体から、最も多く入手しますか。
政治に関する情報をどの媒体からもっとも多く入手するかについては、「インターネット」44.4%と前回調査に比べ5.2ポイントの大幅減、次いで「TV報道」が39.1%と前回調査に比べ6.1ポイントの大幅増となりました。「新聞報道」9.7%(前回調査比1.1ポイント減)となりました。
支持政党別でみると、「民主党支持層」が最も政治に関する情報を入手する媒体は「TV報道」54.9%で前回調査より5.8ポイントの大幅増となりました。次いで「インターネット」23.9%は前回調査比2.9ポイントの減、「新聞報道」17.4%(前回調査比1.7ポイント減)の順となりました。
一方「自民党支持層」では、「インターネット」が66.5%で前回調査より2.9ポイントの減となり、次いで「TV報道」22.3%(前回調査比3.4ポイント増)、「新聞報道」8.1%(前回調査比0.9ポイント減)と民主党支持層との違いがみられました。
「みんなの党支持層」では、「TV報道」46.6%で前回調査より4.6ポイントの増となりました。次いで「インターネット」39.1%は前回調査比3.5ポイントの減、「新聞報道」10.8%(前回調査比に同じ)の順となりました。
「無党派層」では、「TV報道」が47.8%で8.1ポイントの大幅増、「インターネット」が39.0%で前回調査より5.6ポイントの大幅減、次いで「新聞報道」7.9%(前回調査比1.5ポイント減)の順となりました。
男女別では、「インターネット」との回答の割合は、「男性(49.1%)」の方が「女性(39.6%)」より9.5ポイント多く、「TV報道」との回答の割合は、「女性(45.9%)」の方が「男性(32.5%)」より13.4ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。年代別では、「インターネット」との回答の割合は「30 代(49.4%)」で5割近くに達し、他の年代に比べ抜きん出る結果となりました。