Q1. 野田内閣を支持しますか。支持しませんか。
野田内閣の支持率は、「支持する」が6.7%(前月6月29日調査に同じ)、「支持しない」が66.5%(前月調査比3.7ポイント減)となりました。「どちらともいえない」は26.8%(前月調査比3.7ポイント増)となりました。 支持政党別では「民主党支持層」の44.7%が野田内閣を「支持する」、「どちらともいえない」39.2%、「支持しない」は16.1%となりました。「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」67.8%がもっとも多く、次いで「どちらともいえない」28.5%、「支持する」3.7%となりました。 男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(71.5%)」の方が「女性(61.5%)」より10.0ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(32.4%)」の方が「男性(21.3%)」より11.1ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代別では、10 代以下(10.3%)で「支持する」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(71.5%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
「支持政党なし(無党派層)」がもっとも多く48.7%(前月調査比4.4ポイント減)、次いで「自民党」25.5%(前月調査比1.6ポイント増)、「民主党」5.6%(前月調査比0.1ポイント増)となりました。「みんなの党」は4.7%、小沢一郎代表率いる新党「国民の生活が第一」は「たちあがれ日本」と同率の2.8%となりました。「共産党」は2.7%でした。 男女別にみると、「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(52.5%)」の方が「男性(45.1%)」より7.4ポイント多い結果となりました。 年代別では、「民主党」と回答した割合は10 代以下(11.3%)が他の年代に比べて回答の割合が多くなっています。また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 23日に政府の事故調査・検証委員会(通称:政府事故調)の最終報告が公表されましたが、国会、民間、東京電力を含めた4つの事故調のうち、どの調査結果をもっとも評価しますか。(選択肢はいずれも通称名です)
4つの事故調査のうち、もっとも評価が高かったのは、民間事故調(北沢宏一委員長)で12.6%、次いで国会事故調(黒川清委員長)4.6%、政府事故調(畑村洋太郎委員長)3.2%、東京電力社内事故調(山崎雅男委員長)2.7%となりました。一方で、「いずれも評価できない」は36.7%、「よく知らない」は40.2%となっています。 各事故調への評価について、男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q4. 現時点において、福島第1原発事故の原因等は解明されたと思いますか。思いませんか。
現時点において福島第1原発事故の原因等が解明されたかどうかについては、「解明されたと思わない」43.5%、「あまり解明されたとは思わない」26.2%の合計で69.7%に達しました。一方、「解明されたと思う」3.4%、「おおよそ解明されたと思う」14.4%の合計で17.8%にとどまりました。「どちらともいえない」は12.5%でした。 「民主党支持層」では「解明されたと思わない」26.9%、「あまり解明されたとは思わない」24.6%の合計で51.5%、「自民党支持層」では合計62.2%、「支持政党なし」の無党派層においては合計75.2%に達しました。 男女間、年代間(10代以下をのぞく)で大きな差は見られませんでした。
Q5. 政府は、東京電力が申請していた家庭向け電気料金の値上げを7月25日に認可しました。9月1日から実施される平均8.46%の値上げについて納得できますか。納得できませんか。
家庭向け電気料金の値上げについては、「納得できない」が71.3%に達し、次いで「どちらともいえない」18.4%、「納得できる」10.3%となりました。 男女間、年代間で大きな差は見られませんでした。
Q6. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
今後どのような政権ができるのが望ましいかについては、「政界再編による既存政党にとらわれない新しい枠組み」がもっとも多く51.5%(前月調査に同じ)と5割を超え、次いで「自民党中心の政権」22.9%(前月調査比2.8ポイント増)「その他」16.6%(前月調査比3.8ポイント減)、「民主党と自民党を核とした大連立」6.2%(前月調査比0.4ポイント増)「民主党中心の政権」は2.8%(前月調査比0.5ポイント増)にとどまりました。 男女間、年代間において大きな差は見られませんでした。