Q3. 安倍内閣が「電力の安定供給」を理由に原発の維持・再稼動を推進しているのに対し、小泉純一郎元首相は「原発はトータルコストが高い」などとして「即時原発ゼロ」を主張しています。あなたはどちらの主張を支持しますか。
安倍内閣を支持する層でみると、「安倍内閣の原発維持・再稼動」66.7%が6割を超え、次いで「わからない」17.4%、「小泉元首相の脱原発」15.9%となりました。支持しない層では、逆に「小泉元首相の脱原発」61.9%が6割を超え、「安倍内閣の原発維持・再稼動」21.8%、「わからない」16.4%の順となりました。どちらともいえない層では「小泉元首相の脱原発」35.8%、「わからない」33.3%、「安倍内閣の原発維持・再稼動」31.0%と拮抗する結果となりました。
Q4. 与野党の一部に小泉元首相を「原発ゼロ担当特命大臣」にして脱原発を進めるべきだという意見があります。その意見についてあなたは賛成ですか。
安倍内閣を支持する層でみると、「反対」53.6%が5割を超え、次いで「どちらともいえない」27.3%、「賛成」15.7%の順となりました。支持しない層では、「反対」32.4%、「賛成」32.0%、「どちらともいえない」30.2%が拮抗し、「わからない」の順となりました。どちらともいえない層では「どちらともいえない」39.5%、「反対」30.6%、「賛成」20.0%、「わからない」9.8%となりました。
Q5. 外交・防衛に関する機密を漏らした国家公務員などに厳罰を課す「特定秘密保護法案」は、25日の地方公聴会では全員が慎重審議や廃案を求めましたが、与党が26日衆院で強行可決しました。この法案は今国会で成立させるべきですか。
安倍内閣を支持する層でみると、「今国会で成立させる」60.1%が6割を超え抜きん出でおり、次いで「今国会を延長してでも審議を尽くす」26.5%、「わからない」7.9%、「廃案にする」5.5%。の順となりました。支持しない層では逆に「廃案にする」51.3%が5割を超え、次いで「今国会を延長してでも審議を尽くす」30.0%、「今国会で成立させる」9.9%、「わからない」8.8%、どちらともいえない層では「今国会を延長してでも審議を尽くす」42.5%が最も多く、「わからない」23.9%、「廃案にする」18.0%、「今国会で成立させる」15.5%の順となりました。
Q7. 特定秘密保護法案には野党のみんなの党と日本維新の会も修正で合意しました。事実上の「国会の総与党化」をどうみますか。
安倍内閣を支持する層でみると、「「決められる政治」のために当然だ」53.6%が5割を超え、次いで「野党がきちんとチェック機能を働かせるべきだ」27.3%、「わからない」11.2%、「野党は与党との対立軸を明示して徹底的に戦うべきだ」8.0%の順となりました。支持しない層では、「野党がきちんとチェック機能を働かせるべきだ」45.3%が最も多く、「野党は与党との対立軸を明示して徹底的に戦うべきだ」33.6%、「わからない」13.7%、「「決められる政治」のために当然だ」7.4%、どちらともいえない層では「野党がきちんとチェック機能を働かせるべきだ」41.4%、「わからない」28.6%、「野党は与党との対立軸を明示して徹底的に戦うべきだ」16.8%、「「決められる政治」のために当然だ」13.2%の順となりました。
Q9. 中国が沖縄県尖閣諸島を含む公海上に、外国機に中国軍機がスクランブルする「防空識別圏」を一方的に設定したことで、東シナ海の情勢が緊迫化しています。あなたは最終的にこの事態がどうなるとみていますか。
安倍内閣を支持する層でみると、「日本と中国の間で艦船、軍用機による小競り合いが続く」55.7%が抜きん出て、次いで「国連安保理での協議、決議によって外交的に解決される」13.0%、「中国と日本、米国との戦争に発展する」13.0%、「わからない」10.8%、「日米、韓国、ロシア等による対中説得が奏功して事態が沈静化する」7.5%となりました。 支持しない層では、「日本と中国の間で艦船、軍用機による小競り合いが続く」45.1%が最も多く、次いで「わからない」17.7%、「国連安保理での協議、決議によって外交的に解決される」15.7%、「中国と日本、米国との戦争に発展する」13.2%、「日米、韓国、ロシア等による対中説得が奏功して事態が沈静化する」8.4%となりました。 どちらともいえない層では「日本と中国の間で艦船、軍用機による小競り合いが続く」45.3%、「わからない」24.3%、「国連安保理での協議、決議によって外交的に解決される」14.5%、「中国と日本、米国との戦争に発展する」8.2%、「日米、韓国、ロシア等による対中説得が奏功して事態が沈静化する」7.7%となりました。
Q10. 猪瀬直樹東京都知事は医療法人「徳州会」側から昨年11月、5千万円の資金提供を受けていたことを認めた一方、26日の記者会見で「5千万円はあくまでも個人的な借入金」として知事続投を表明しました。猪瀬知事の出処進退についてどう思いますか。
安倍内閣を支持する層でみると、「東京地検の捜査によって立件された場合は辞任すべきだ」47.2%が抜きん出て、次いで「続投もやむを得ない」18.7%、「政治資金規正法、公選法違反の疑いが濃いので直ちに辞任すべきだ」13.3%、「わからない」11.2%、「知事続投は当然だ」9.6となりました。支持しない層では、「東京地検の捜査によって立件された場合は辞任すべきだ」42.3%、「政治資金規正法、公選法違反の疑いが濃いので直ちに辞任すべきだ」28.5%、「わからない」13.0%、「続投もやむを得ない」11.2%、「知事続投は当然だ」5.1%となりました。どちらともいえない層では「東京地検の捜査によって立件された場合は辞任すべきだ」46.9%、「わからない」22.9%、「政治資金規正法、公選法違反の疑いが濃いので直ちに辞任すべきだ」14.7%、「続投もやむを得ない」11.2%、「知事続投は当然だ」4.2%の順となりました。
Q1. 衆参「ねじれ」が解消されてから初の本格論戦となった臨時国会は、12月6日に閉会します。今、あなたは安倍内閣を支持しますか。
安倍内閣の支持率については、「支持する」50.7%(前月10月29日調査比2.0ポイント増)となり、第2次安倍内閣が発足して以降初めて50%を割った先月から5割台にもどしました。次いで「どちらともいえない」30.8%(前月調査比3.2ポイント減)、「支持しない」18.5%(前月調査比1.2ポイント増)となりました。 男女別にみると、「支持する」との回答の割合は、「男性(57.4%)」の方が「女性(43.8%)」より13.6ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は逆に、「女性(36.6%)」の方が「男性(25.1%)」より11.5ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
Q2. 安倍内閣で一番評価している政策はなんですか。
「日本経済の立て直し」40.1%(前月調査比2.2ポイント減)が最も多く、次いで「外交・安全保障の強化」34.3 %(前月調査比3.8ポイント増)、「その他」10.2%(前月調査比1.1ポイント減)、「東日本大震災からの復興」6.5%(前月調査比0.4ポイント減)、続いて「TPPへの参加」5.2%(前月調査比0.3ポイント増)、「教育の再生」3.7%(前月調査比0.5ポイント減)となりました。
Q3. 安倍内閣が「電力の安定供給」を理由に原発の維持・再稼動を推進しているのに対し、小泉純一郎元首相は「原発はトータルコストが高い」などとして「即時原発ゼロ」を主張しています。あなたはどちらの主張を支持しますか。
「安倍内閣の原発維持・再稼動」47.2%が最も多く、「小泉元首相の脱原発」29.9%、「わからない」22.9%の順となりました。 男女別にみると、「安倍内閣の原発維持・再稼動」との回答の割合は、「男性(56.2%)」の方が「女性(38.0%)」より18.2ポイント多く、「小泉元首相の脱原発」との回答の割合は逆に、「女性(34.6%)」の方が「男性(25.4%)」より9.2ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代別では、年代が高くなるほど「安倍内閣の原発維持・再稼動」との回答の割合が多くなる傾向がみられました。
Q4. 与野党の一部に小泉元首相を「原発ゼロ担当特命大臣」にして脱原発を進めるべきだという意見があります。その意見についてあなたは賛成ですか。
「反対」41.6%が最も多く、次いで「どちらともいえない」31.2%、「賛成」19.5%、「わからない」7.8%の順となりました。男女別にみると、「反対」との回答の割合は、「男性(47.6%)」の方が「女性(35.4%)」より12.2ポイント多いなど傾向に違いが見られました。
Q5. 外交・防衛に関する機密を漏らした国家公務員などに厳罰を課す「特定秘密保護法案」は、25日の地方公聴会では全員が慎重審議や廃案を求めましたが、与党が26日衆院で強行可決しました。この法案は今国会で成立させるべきですか。
「今国会で成立させる」36.6%、「今国会を延長してでも審議を尽くす」30.7%、「廃案にする」17.6%、「わからない」15.1%と意見が割れました。 男女別にみると、「今国会で成立させる」との回答の割合は、「男性(43.2%)」の方が「女性(29.8%)」より13.4ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代別では、年代が高くなるほど「今国会で成立させる」との回答の割合が多くなり、逆に「今国会を延長してでも審議を尽くす」については、10代以下をのぞき年代が高くなるほど回答の割合が少なくなる傾向がみられました。
Q6. 特定秘密保護法が成立、施行されたら、日本はどのように変わると思いますか。一つだけ挙げるとすればどれですか。
「機密情報の取得・保護に関する国際協力が進む」28.7%、「警察・検察が「特定秘密の保護」を理由に捜査・逮捕権を乱用する」25.8%、「「スパイ天国」が一掃されて国民生活がより安全になる」23.7%、「国民の言論の自由が制約される」21.8%といずれも20%台で拮抗しました。 男女別にみると、「機密情報の取得・保護に関する国際協力が進む」、「「スパイ天国」が一掃されて国民生活がより安全になる」との回答の割合は、「男性」の方が「女性」より7ポイント多く、「国民の言論の自由が制約される」については「女性」の方が「男性」より10.7ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代別では、年代が低くなるほど「警察・検察が「特定秘密の保護」を理由に捜査・逮捕権を乱用する」との回答の割合が多くなりました。
Q7. 特定秘密保護法案には野党のみんなの党と日本維新の会も修正で合意しました。 事実上の「国会の総与党化」をどうみますか。
「野党がきちんとチェック機能を働かせるべきだ」33.5%、「「決められる政治」のために当然だ」32.2%となり拮抗しました。次いで「わからない」18.9%、「野党は与党との対立軸を明示して徹底的に戦うべきだ」15.4%の順となりました。 男女別にみると、「「決められる政治」のために当然だ」との回答の割合は、「男性(39.1%)」の方が「女性(25.2%)」より13.9ポイント多いなど傾向に違いが見られました。 年代別では、10代以下をのぞき年代が高くなるほど「野党がきちんとチェック機能を働かせるべきだ」との回答の割合が少なくなり、逆に「「決められる政治」のために当然だ」については、年代が高くなるほど回答の割合が多くなる傾向がみられました。
Q8. TPP(環太平洋経済連携協定)は国民生活に大きな影響を及ぼすにもかかわらず、日本政府は国民には何も知らせないまま一方的な譲歩を重ね、「聖域5分野」も守れなくなっています。あなたはヤマ場を迎えたTPP交渉をどうすべきだと思いますか。
「日本の主張が受け入れられない以上、交渉を打ち切るべきだ」63.9%が6割を超え抜きん出ました。次いで「わからない」23.4%、「日本が犠牲を払ってでも合意、妥結すべきだ」は12.8%にとどまりました。
Q9. 中国が沖縄県尖閣諸島を含む公海上に、外国機に中国軍機がスクランブルする「防空識別圏」を一方的に設定したことで、東シナ海の情勢が緊迫化しています。あなたは最終的にこの事態がどうなるとみていますか。
「日本と中国の間で艦船、軍用機による小競り合いが続く」が46.2%と抜きん出ました。次いで「わからない」21.7%、「国連安保理での協議、決議によって外交的に解決される」13.6%、「中国と日本、米国との戦争に発展する」10.7%、「日米、韓国、ロシア等による対中説得が奏功して事態が沈静化する」7.8%の順となりました。
Q10. 猪瀬直樹東京都知事は医療法人「徳州会」側から昨年11月、5千万円の資金提供を受けていたことを認めた一方、26日の記者会見で「5千万円はあくまでも個人的な借入金」として知事続投を表明しました。猪瀬知事の出処進退についてどう思いますか。
「東京地検の捜査によって立件された場合は辞任すべきだ」が43.5%と抜きん出ました。次いで「わからない」19.3%、「政治資金規正法、公選法違反の疑いが濃いので直ちに辞任すべきだ」16.3%、「続投もやむを得ない」14.1%と続き、「知事続投は当然だ」はわずか6.9%にとどまりました。
Q11. 今、あなたが支持している政党はどこですか。
「自民党」43.0%(前月調査比0.9ポイント減)」が引き続き抜きん出ており、次いで「支持政党なし」32.3%(前月調査に同じ)となりました。「共産党」が前月から2.5ポイント増の6.6%となり再び野党第1党に返り咲きました。「みんなの党」は前月より0.2ポイントの増の5.2%となりましたが順位を一つ下げました。次いで「日本維新の会」4.5%(前月調査比0.1ポイント増)、「公明党」2.9%(前月調査に同じ)、「民主党」2.8%(前月調査に同じ)、「その他の政党」1.3%(前月調査比1.0ポイント減)、「社民党」0.5%(前月調査比0.5ポイント減)、「新党改革」0.5%(前月調査比0.4ポイント減)、「生活の党」0.4%(前月調査比0.1ポイント減)となりました。 男女別にみると、「自民党」との回答の割合は、「男性(47.7%)」の方が「女性(38.2%)」より9.5ポイント多く、「支持政党なし」との回答の割合は逆に、「女性(38.0%)」の方が「男性(26.9%)」より11.1ポイント多いなど傾向に違いが見られました。