Q1. 麻生内閣を支持しますか。
麻生内閣の「支持率」は28.4%(前月比1.8ポイント減)に低下し、「不支持率」は45.0%(前月比3.8ポイント増)に増えました。前月の調査と同様、「不支持」が「支持」を上回りました。
「どちらともいえない」は前月比1.9ポイント減の26.7%でした。
年代別でみると、前月と同様、すべての世代で「支持しない」が「支持する」を上回りました。
また、麻生内閣を「支持する」と回答した割合が最多(30.7%)だったのは30代で、「支持しない」と回答した割合が最多(54.2%)だったのは50代以上でした。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
いま、支持する政党では「自民党」が32.8%(前月比1.3ポイント増)、「民主党」は16.9%(前月比1.0ポイント減)となりました。「自民党」と「民主党」との差は15.9ポイントで、前月の調査より2.3ポイント分、差が広がりました。
「支持政党なし」は39.4%で前月(39.2%)と同様に、全体の4割近くを占め、共産党4.3%(前月比0.2ポイント減)、公明党2.0%(前月比0.2ポイント減)となりました。
年代別にみると、前月と同様、「自民党」と回答した割合が最多(34.5%)だったのも、「支持政党なし」と回答した割合が最多(42.4%)だったのも20代でした。
Q3. 麻生首相の「(郵政民営化には)賛成ではなかった」との発言が党内外に波紋を呼んでいます。この発言についてどう思いますか。
麻生首相の「(郵政民営化には)賛成ではなかった」発言について「同意できない(42.8%)」が「同意できる(21.2%)」を大きく上回りました。「どちらともいえない」は31.9%、「そのニュースを知らない」は4.2%でした。
年代別にみると、すべての年代で「同意できない」が「同意できる」を上回りました。
「(麻生首相の発言に)同意できる」と回答した割合が最多(25.2%)だったのは50代以上で、「同意できない」と回答した割合が最多(47.7%)だったのは40代でした。
Q4. 小泉純一郎元首相は、郵政民営化見直しをめぐる麻生首相の一連の発言について「笑っちゃうぐらいただただあきれている」と発言し麻生政権を揺るがしています。この発言についてどう思いますか。
小泉元首相の「笑っちゃうぐらいただただあきれている」との麻生首相批判について「同意できる(38.5%)」が「同意できない(31.3%)」を上回りました。「どちらともいえない」は26.3%、「そのニュースを知らない」は3.9%でした。
年代別にみると、「(小泉元首相の発言に)同意できる」と回答した割合が最多(44.0%)だったのは10代以下で、「同意できない」と回答した割合が最多(33.3%)だったのは30代でした。
Q5. 今後の郵政民営化のあり方についてどう思いますか。
今後の郵政民営化のあり方については「現状の郵政民営化を維持・推進すべき」が43.6%に上り、「郵政民営化の見直しを図るべき」は32.3%となりました。「どちらともいえない」は24.1%でした。
すべての年代で、「現状の郵政民営化を維持・推進すべき」」が「郵政民営化の見直しを図るべき」を上回りました。
また、自民支持層では50.3%が「現状の郵政民営化を維持・推進すべき」と答え、「郵政民営化の見直しを図るべき」との回答は31.2%にとどまりました。
民主党支持層では44.9%が「現状の郵政民営化を維持・推進すべき」と答え、34.4%が「郵政民営化の見直しを図るべき」と回答しました。
Q6. 小泉元首相は、定額給付金支給のための関連法案の衆院再可決に異議を唱えました。今後の関連法案への対応についてどう思いますか。
定額給付金に係る関連法案への対応については、「定額給付金を支給するため、早く再可決すべき(36.1%)」と「民主党など野党の理解を得られるよう見直すべき(35.9%)」が二分しました。「どちらともいえない」は28.0.%でした。
すべての年代で、総合と同様二分する傾向となりました。
また、自民支持層では60.0%が「定額給付金を支給するため、早く再可決すべき」と答え、「民主党など野党の理解を得られるよう見直すべき」との回答は16.5%にとどまりました。
民主党支持層では、自民党支持層と異なり、60.5%が「民主党など野党の理解を得られるよう見直すべき」と答え、「定額給付金を支給するため、早く再可決すべき」との回答は20.6%となりました。
Q7. 衆議院の解散・総選挙はいつ頃がよいと思いますか。
衆議院の解散・総選挙の時期については「直ちに解散すべき(前月比1.4ポイント増)」がもっとも多く38.7%で、ついで「9月の任期満了時(前月比0.8ポイント減)」28.6%、「予算成立後の春(前月比0.2ポイント増)」26.6%となりました。
「直ちに解散すべき」と回答した割合が最多(47.1%)だったのは50代以上で、5割にせまっています。
Q8. 今、総選挙が行われたら、比例代表では、どの政党に投票しようと思いますか。(有権者でない方は選挙権があるとしてお答えください。)
今、総選挙が行われたら比例代表で投票しようと思う政党については「自民党」が32.9%(前月比1.1ポイント増)でもっとも多く、ついで「民主党」の22.4%(前月比0.5ポイント減)となりました。
「自民党」と「民主党」との差は10.5ポイントで、前月の調査より1.6ポイント分、差が広がりました。
また、「決めていない」は30.4%(前月比0.2ポイント減)でした。
年代別に支持政党をみると、「自民党」と回答した割合が最多(36.1%)だったのは前回と同様20代でした。
一方、支持政党がない無党派層でみると、民主党が14.0%(前月比1.1ポイント増)、自民党が11.2%(前月比2.9ポイント減)となり、前月から民主党が自民党を逆転しました。
Q9. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
望ましい今後の政権の姿は「政界再編による新しい枠組み」が43.5%(前月比1.9ポイント減)を占め、「自民党中心の政権」21.7% (前月比1.2ポイント増)、「民主党中心の政権」13.1% (前月比0.9ポイント増)、「自民党と民主党による大連立」10.7% (前月比0.8ポイント増)を大きく引き離しました。
年代別にみると、30代で「政界再編による新しい枠組み」との回答(46.2%)が5割近くを占めました。
Q10. 麻生首相と民主党小沢代表では、どちらが首相にふさわしいと思いますか。
どちらが首相にふさわしいかでは「麻生首相」が32.1%(前月比5.3ポイント減)で、「小沢代表」16.5%(前月比0.9ポイント減)を上回りました。しかしながら「麻生首相」支持は前月比5.3ポイントの大幅減となりました。
また、「麻生首相」と「小沢代表」との差は15.6ポイントで、前月の調査より4.4ポイント分、差が縮まりました。一方で「どちらもふさわしくない」は51.4%(前月比6.2ポイント増)となりました。
年代別でみると「麻生首相」と回答した割合が最多(36.0%)だったのは前月と同様20代でした。