Q1. 麻生内閣を支持しますか。
麻生内閣の支持率は前月調査と同様、「不支持」が「支持」を上回ったものの、「支持率」は32.2%(前月比3.8ポイント増)に増え、「不支持率」は40.8%(前月比4.2ポイント減)に減りました。
「どちらともいえない」は、27.0%(前月比0.3ポイント増)で横ばいとなりました。
年代別でみると20代と30代で、「支持」と「不支持」が30%台で拮抗(きっこう)しています。
麻生内閣を「支持する」と回答した割合が最多(35.6%)だったのは、前月同様30代で、「支持しない」と回答した割合が最多(45.9%)だったのは40代でした。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
いま、支持する政党では「自民党」が35.1%(前月比2.3ポイント増)、「民主党」は14.1%(前月比2.7ポイント減)となりました。「自民党」と「民主党」との差は21.0ポイントで、前月の調査より5.1ポイント分、差が広がりました。
「支持政党なし」は40.2%で前月(39.4%)とほぼ横ばいで、共産党4.3%(前月に同じ)、公明党1.8%(前月比0.2ポイント減)となりました。
年代別にみると、前月と同様、「自民党」と回答した割合が最多(36.6%)だったのも、「支持政党なし」と回答した割合が最多(42.7%)だったのも20代でした。
Q5. 小沢代表の秘書が逮捕されたことをうけて、民主党の幹部から「国策調査の雰囲気がする」「手段を選ばず選挙に勝ちたい与党の陰謀だ」との発言がありました。この発言についてどう思いますか。
小沢代表の秘書逮捕をうけての、民主党幹部の「国策調査の雰囲気がする」「手段を選ばず選挙に勝ちたい与党の陰謀だ」発言については、「理解できない(51.6%)」が5割を占めました。
その一方で、「理解できる」20.4%、「どちらともいえない」が28.0%となりました。
年代別にみると、「理解できない」と回答した割合が最多(54.3%)だったのは20代でした。一方、「理解できる」との回答は、10代をのぞき、年代が上がるほどその割合は高くなり、50代以上が最多(25.4%)となりました。
民主党支持層では、陰謀発言を「理解できる」が44.9%に達し、「理解できない」は22.5%にとどまりました。
無党派層では47.0%が「理解できない」と答え、ついで「どちらでもない」の34.8%となりました。
自民党支持層では「理解できない」が72.5%にのぼり、「理解できる」は11.9%となりました。
Q6. 小沢代表は「ただちに辞任すべき」43.6%、「今後の状況で対応を」29.6%、「辞任する必要なし」14.4%
小沢代表自らの進退については「ただちに民主党代表を辞任すべき」が43.6%となりました。ついで「世論や今後の捜査の状況等をみて対応を考えるべき(29.6%)」、「今回の件で代表を辞任する必要はない」は14.4%となりました。
年代別では、「ただちに民主党代表を辞任すべき」と回答した割合が最多(46.8%)だったのも、「今回の件で代表を辞任する必要はない(15.8%)」と回答した割合が最多だったのも50代以上となりました。
民主党支持層では、35.0%が「世論や今後の捜査の状況等をみて対応を考えるべき」、34.3%が「今回の件で代表を辞任する必要はない」と答え、「ただちに民主党代表を辞任すべき」は21.0%にとどまりました。
無党派層では、37.6%が「ただちに民主党代表を辞任すべき」、34.8%が「世論や今後の捜査の状況等をみて対応を考えるべき」、12.5%が「辞任する必要はない」と回答しました。
自民支持層では64.9%が「ただちに民主党代表を辞任すべき」と答え、ついで「世論や今後の捜査の状況等をみて対応を考えるべき(21.3%)」となりました。
Q7. 今回の事件で、有権者の総選挙への影響(投票率、投票先の選択など)はあると思いますか。
今回の事件をうけての有権者の総選挙への影響については「あると思う」が76.5%に達し、「ないと思う」10.4%を大幅に上回りました。「どちらともいえない」は13.1%でした。
すべての年代で同様の傾向がみられました。
自民党支持層では、84.3%が総選挙への影響は「あると思う」とし、「ないと思う」はわずか5.4%となりました。
一方の民主党支持層では、68.5%が「あると思う」と答え、「ないと思う」が19.1%となりました。
無党派層でみると75.6%が「総選挙への影響はあると思う」と答え、「ないと思う」は10.0%と回答しました。
Q8. 4日午後、衆院本会議で定額給付金や高速道路料金引き下げの財源を確保するための関連法が再可決しました。これについてどう思いますか。
定額給付金や高速道路料金引き下げの財源を確保する関連法の再可決については、「再可決されてよかったと思う(39.6%)」は4割にとどかず、「よかったとは思わない」26.5%、「どちらともいえない」が34.0%とばらつきました。
年代別でもほぼ同様の傾向がみられました。
Q9. 衆議院の解散・総選挙はいつ頃がよいと思いますか。
衆議院の解散・総選挙の時期については「直ちに解散すべき(33.3%)」がもっとも多かったものの、前月より5.4ポイントの大幅減となりました。ついで「9月の任期満了時(前月比1.8ポイント増)」30.4%、「補正予算成立後の4月~5月(前月比2.4ポイント増)」29.0%となり、拮抗しています。
「直ちに解散すべき」と回答した割合が最多(42.2%)だったのは前月同様、50代以上となりました。
Q10. 今、総選挙が行われたら、比例代表では、どの政党に投票しようと思いますか。
今、総選挙が行われたら比例代表で投票しようと思う政党については「自民党」が35.1%(前月比2.2ポイント増)でもっとも多く、ついで「民主党」の17.0%(前月比5.4ポイント減)となりました。
「自民党」と「民主党」との差は18.1ポイントで、前月の調査より7.6ポイント分、差が広がりました。
また、「決めていない」は33.3%で前月と比べて2.9ポイント増えました。
年代別に支持政党をみると、「自民党」と回答した割合が最多(38.01%)だったのは前月同様20代でした。
一方、支持政党がない無党派層でみると、自民党が11.4%(前月比0.2ポイント増)、民主党が10.2%(前月比3.8ポイント減)となり、自民党が民主党を再び逆転しました。しかしながら、ポイント差は1.2ポイント差となっています。
Q11. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
望ましい今後の政権の姿は「政界再編による新しい枠組み」が45.4%(前月比1.9ポイント増)を占めました。「自民党中心の政権」21.8% (前月比0.1ポイント増)は横ばい、「民主党中心の政権」は11.01%と前月と比べて2.1ポイントの微減、「自民党と民主党による大連立」は10.3% (前月比0.4ポイント減)となりました。
年代別にみると、前月同様、30代で「政界再編による新しい枠組み」との回答(47.7%)が5割近くを占めました。
Q12. 麻生首相と民主党小沢代表では、どちらが首相にふさわしいと思いますか。
どちらが首相にふさわしいかでは「麻生首相」が36.8%(前月比4.7ポイント増)で、「小沢代表」12.5%(前月比4.0ポイント減)を上回りました。
「麻生首相」と「小沢代表」との差は24.3ポイントとなり、前月の調査より8.7ポイント分、差が広がりました。「どちらもふさわしくない」は50.6%(前月比0.8ポイント増)で横ばいとなりました。
年代別でみると「麻生首相」と回答した割合が最多(41.0%)だったのは前月同様20代で、「小沢代表」と回答した割合が最多(15.1%)だったのは40代でした。