Q1. あなた自身がもらえる定額給付金の金額を知っていますか。
自身がもらう「定額給付金の金額を知っている(75.6%)」と回答したのは7割強となりましたが、「知らない(24.4%)」との回答も2割を超えました。
男女別にみると、自身がもらう「金額を知っている」割合は男性(76.7%)が多く、女性より4.4ポイント上回りました。
年代別では、「金額を知っている」と回答した年代が最多だったのは30代(78.6%)、40代(78.8%)となっています。
Q2. 定額給付金を受けとるまでの流れを知っていますか。
定額給付金を受けとるまでの流れについては、「だいたい知っている(50.9%)」と「全く知らない(49.1%)」がほぼ同率となりました。
だいたい知っている」とする割合は、男性(52.1%)が多く、女性(47.2%)を4.9ポイント上回りました。
50代をのぞき、「受け取るまでの流れを知っている」との回答の割合は、年代が上がるほど高くなる傾向がみられ、40代が最多で57.4%となりました。
Q3. お住まいの地域における定額給付金の支給はいつからですか。
居住地域における定額給付金の支給の時期については「知らない(61.3%)」が6割に達しました。
「既に支給が始まっている」との回答は3.7%で、「今月中に支給が始まる見込み」6.6%、「4月以降に支給が始まる見込み」が28.4%となりました。
「支給時期を知らない」と回答した年代が最多(62.2%)だったのは20代でした。
Q4. 定額給付金を受け取ったらどのように使いますか。もっとも大きな金額を占めるものをひとつだけ選んでください。(※既に受け取って使った方もお答えください)
定額給付金の用途については「消費に使う」が46.7%で5割近くに達しました。
ついで「貯蓄する(17.5%)」、「何に使うか決めていない(17.1%)」、「家族等にわたす(11.7%)」との順になりました。
用途を決めている上位3つの項目の割合は男女で違いが出ました。「消費に使う」でみると、男性(48.7%)が女性(40.5%)を8.2ポイント上回りました。
「貯蓄する」では、女性(21.4%)が男性(16.3%)を5.1ポイント、同様に「家族等にわたす」でも女性(14.3%)が男性(10.8%)を3.5ポイント上回りました。
年代別では、「貯蓄する(19.5%)」、「家族等にわたす(16.5%)」とも回答した割合が最多だったのは10代で、「消費に使う(53.6%)」と回答した割合が最多だったのは30代でした。
Q5. 設問4で「消費に使う」と回答した方にお聞きします。具体的に何に使いますか。もっとも大きな金額を占めるものをひとつだけ選んでください。(※既に受け取って使った方もお答えください)
定額給付金の使い道については「ゲームソフトや本など娯楽品の購入」が39.0%となり、他を大きく上回りました。
ついで「食料品や日用品など生活費全般に使う(15.6%)」、「洋服などの購入に使う(11.7%)」となり、その他はいずれも10%に達しませんでした。注目される「地デジテレビへの切り替え」については2.4%にとどまりました。
「ゲームソフトや本など娯楽品の購入」では男性(40.2%)が女性(34.6%)を5.6ポイント上回りました。「洋服などの購入に使う」では女性(19.8%)が男性(9.5%)を10.3ポイント上回りました。これら以外では男女間に大きな差はみられませんでした。
年代別では「ゲームソフトや本など娯楽品の購入(52.8%)」と回答した割合が最多だったのは10代で5割に達しました。
Q6. 約4割の市区町村で、地域限定の「プレミアム(割り増し)商品券」の発行が予定されています。例えば1万2千円で2万円分の商品券を発行する自治体もあります。この商品券があったとしたら購入しますか。(※既に受け取った方もお答え下さい)
居住地域に「プレミアム(割り増し)商品券」があったとしたら「購入する(34.7%)」、「購入を決めていない(35.5%)」、「購入しない(29.8%)」で回答が割れました。
「購入する」でみると、男性(37.6%)が女性(25.7%)を11.9ポイント上回りました。
一方、「決めていない」では女性(43.0%)が男性(33.1%)を9.9ポイント上回りました。
年代別では「購入する(39.9%)」と回答した割合が最多だったのは30代で、「購入しない(33.4%)」と回答した割合が最多だったのは10代でした。
Q7. 総務省によると、定額給付金の支給時期は全市町村の8割で4月以降の支給となり、支給が終了するのは秋頃という見通しも出ています。定額給付金支給の時期についてどう思いますか。
定額給付金の支給時期については「いつでもかまわない」31.7%、「ゴールデンウィークまでには支給すべき」31.6%、「今すぐ支給すべき」23.3%となりました。
男女で大きな差はありませんでした。
年代別でみると、「今すぐ支給すべき(30.4%)」、「ゴールデンウィークまでには支給すべき(36.0%)」と回答した割合が最多だったのは50代となりました。
一方「いつでもかまわない(34.1%)」と回答した割合が最多だったのは30代で他の年代よりやや抜きん出ています。
Q8. 給付金は住民登録に基づく事業なので、住居を失った非正規社員やホームレス、ネットカフェ難民等の人々が給付金を受け取れない可能性が高くなっています。一部自治体では配布方法を検討していますが、こうした状況についてどう思いますか。
住居喪失者の対応について「自治体は積極的に住居喪失者への配布方法を検討すべき(52.9%)」が5割に達し、「システム上、住居喪失者に給付金を配布できないのは仕方がない(35.3)%」を大きく上回りました。
「自治体は積極的に住居喪失者への配布方法を検討すべき」を男女でみると、女性(60.6%)が男性(50.5%)を10.1ポイント上回りました。
一方「システム上、住居喪失者に給付金を配布できないのは仕方がない」では、男性(37.6%)が女性(28.1%)を9.5ポイント上回りました。
年代別でみると、「自治体は積極的に住居喪失者への配布方法を検討すべき」と回答した割合が最多だったのは10代(59.2%)で6割近くに達しました。
一方、「システム上、住居喪失者に給付金を配布できないのは仕方がない」と回答した割合が最多だったのは30代(43.4%)で他の年代よりやや抜きん出ています。
Q9. 定額給付金の支給による経済効果はあると思いますか。
定額給付金の支給による経済効果はないと思う35.6%、あると思う35.2%でほぼ同率となりました。どちらともいえないは29.2%でした。
定額給付金の支給による「経済効果はあると思う」を男女別でみると、男性(38.7%)が女性(24.0%)を14.7ポイント上回りました。
一方、「ないと思う」でみると女性(39.1%)が男性(34.5%)を4.6ポイント上回っています。
年代別でみると、「経済効果はあると思う」と回答した割合が最多だったのは50代(38.7%)で、ついで、30代の38.1%となりました。一方「ないと思う」と回答した割合が最多だったのは40代(40.6%)でした。
また、定額給付金を「貯蓄する」と回答した人でみると「経済効果はないと思う」が47.8%に達しました。一方、定額給付金を「消費する」と回答した人でみると45.9%の人が「経済効果はあると思う」と回答しています。
定額給付金を「何に使うか決めていない」と回答した人では「経済効果はないと思う」41.5%、「どちらともいえない」37.6%、「経済効果はあると思う」20.9%となりました。