Q1. 24日、小沢一郎民主党代表の公設秘書が政治資金規正法違反の罪で起訴されました。その後小沢代表は、民主党代表を続投する考えを表明しましたが、これについてどう思いますか。
小沢代表の続投表明について「代表を辞めるべきだった(58.8%)」との回答が5割を超えました。
また「世論の動向等を見てから進退を表明すべきだった」が18.6%、「代表続投で問題ない」が17.0%となりました。
男女別にみると、「代表を辞めるべきだった」との回答の割合は男性(60.0%)の方が女性(54.6%)より5.4ポイント多くなっています。また、「世論の動向等を見てから進退を表明すべきだった」との回答の割合は女性(23.8%)の方が男性(17.2%)より6.6ポイント多くなっています。
年代別では、「代表を辞めるべきだった」と回答した年代が最多だったのは30代(62.7%)となりました。
「代表続投で問題ない」」との回答は、10代以下を除き、年代が上がるほど高くなる傾向がみられ、50代以上(24.8%)が最多となりました。
Q2. これまでの西松建設の違法献金事件に関する東京地検特捜部の動きについてどう思いますか。
これまでの西松建設の違法献金事件に関する東京地検特捜部の動きについては「問題ない(43.2%)」、「問題あり(30.4%)」、「どちらともいえない(26.4%)」となりました。
男女別にみると、「問題ない」との回答の割合は男性(46.4%)の方が女性(30.6%)より15.8ポイント多くなっています。また、「どちらともいえない」との回答の割合は女性(36.6%)の方が男性(23.8%)より12.8ポイント多く、異なる結果となっています。
「問題ない」との回答の割合は、30代(52.0%)が他の年代よりやや多くなっています。
Q3. ”Q2”で「問題あり」と回答した方にお聞きします。西松建設の違法献金事件に関して今後、東京地検特捜部に何を求めますか。
西松建設の違法献金事件に関して今後、東京地検特捜部に何を求めるかについては、「二階氏側など、献金を受けたとされる他の議員側も追求すべき」42.9%、ついで「国策捜査」や「世論操作」等の疑念に対して国民に説明すべき(35.8%)」、「捜査に支障のない範囲で、公式に捜査状況を発表していくべき(17.8%)」となりました。男女ともほぼ同様の傾向となりました。
年代別では「二階氏側など、献金を受けたとされる他の議員側も追求すべき」と回答した割合が多かったのは30代(54.8%)、40代(53.5%)で他の年代より抜きん出ています。
「国策捜査」や「世論操作」等の疑念に対して国民に説明すべき」と回答した割合が多かったのは10代(38.4%)、50代以上(38.1%)でした。
Q4. 一部の民主党議員などから、検察当局のマスコミへのリーク(情報漏出)による「捜査の公式発表より先行する報道」について批判的な意見がでています。そのようなマスコミの報道手法についてどう思いますか。
捜査の公式発表より先行する報道”については、「問題あり(56.6%)」が、5割を超え、「問題ない(20.2%)」を大きく上回りました。「どちらでもない」は23.2%でした。
男女別にみると、「問題ない」との回答の割合は、男性(21.4%)の方が女性(15.3%)より6.1ポイント多くなっています。「どちらともいえない」との回答の割合は女性(29.0%)の方が男性(21.7%)より7.3ポイント多く、異なる結果となっています。また、「問題ない」の割合が50代以上でやや多いという以外は、年代ごとの大きな違いはありませんでした。
Q6. 今回の一連の事件に係わる様々な出来事は、総選挙に際して、どの政党にもっとも有利に働くと思いますか。
「自民党」が48.1%で5割近くに達し、ついで「どちらともいえない(25.5%)」、「民主党」の6.4%となりました。
男女別にみると、「自民党」との回答の割合は、男性(49.0%)の方が女性(44.6%)より4.4ポイント多くなっています。また、「どちらともいえない」との回答の割合は、女性(32.0%)の方が男性(24.0%)より8.0ポイント多くなっています。
年代別では、「自民党」と回答したと割合が最多だったのは50代以上(50.2%)で、5割に達しました。
Q7. 首相にもっともふさわしいと思う国会議員は誰ですか。(敬称略)
首相にもっともふさわしい国会議員のトップは「麻生太郎」氏が39.3%でもっとも多く、他の議員を大きく引き離しました。ついで「舛添要一(9.2%)」氏、「菅直人(6.0%)」氏%、「石原伸晃(4.9%)」氏、「小沢一郎(4.2%)」氏となりました。「その他の議員」は18.7%でした。
「その他の議員」をのぞき、男性では「麻生太郎」氏40.2%、「舛添要一」氏8.9%、「菅直人」氏6.0%、「石原伸晃(5.0%)」、「小沢一郎」氏4.3%の順、女性では「麻生太郎」氏」35.2%、「舛添要一」氏10.2%、「菅直人」氏5.9%、「与謝野馨」氏5.2%、「小池百合子」氏5.1%の順となりました。
年代別でみると「麻生太郎」氏が20代(41.2%)で4割を超えました。
また、Q6で、今回の一連の出来事が「自民党に有利に働く」と回答した人で見ると、首相にもっともふさわしい議員の上位3人は「麻生太郎」氏50.7%、「舛添要一」氏9.5%、「石原伸晃」氏4.0%となりました。(「その他の議員」をのぞく)
一方「民主党に有利に働く」とした回答した人の上位は「石原伸晃」氏27.3%、「麻生太郎」氏19.2%、「小沢一郎」氏10.7%の順となりました。(「その他の議員」をのぞく)