Q1. 麻生内閣を支持しますか。
麻生内閣の支持率は前月調査(32.2%)より8.2ポイント増の40.4%となりました。「支持(40.4%)」が「不支持(29.0%)」を大幅に上回り逆転する結果となりました。
男女別にみると、「支持する」との回答の割合は、男性(42.8%)の方が女性(27.3%)より15.5.ポイント多く、また「どちらともいえない」との回答の割合は、女性(44.0%)の方が男性(32.7%)より11.3ポイント多いなど、傾向の違いが見られました。
年代別では「支持する」との回答の割合が30代(42.8%)と20代(41.4%)で他の年代に比べ抜きん出ています。
また、10代以下を除き、年代が高くなるほど、「支持しない」とする回答の割合が高くなる傾向が見られました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
いま、支持する政党では「自民党」が37.6%(前月比2.5ポイント増)、「民主党」は12.7%(前月比1.4ポイント減)となりました。「自民党」と「民主党」との差は24.9ポイントとなっています。
「支持政党なし」は39.2%で、前月(40.2%)と比べ、1.0ポイント減となりました。共産党は3.9%(前月比0.4%減)、公明党は1.8%(前月に同じ)となりました。
男女別にみると、「自民党」との回答の割合は、男性(40.8%)の方が女性(31.1%)より9.7ポイント多く、また「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、女性(50.5%)の方が男性(38.1%)より12.4ポイント多いなど、傾向の違いが見られました。その他の政党については男女で大きな違いは見られませんでした。
年代別では、前月と同様、「自民党」と回答した割合が最多(39.8%)だったのも、「支持政党なし」と回答した割合が最多(41.6%)だったのも20代でした。また「支持政党なし(無党派層)」の割合は、年代が高くなるにつれ、回答の占める割合が少なくなる傾向が見られました。
Q3. 衆議院の解散・総選挙はいつ頃がよいと思いますか。
衆議院の解散・総選挙の時期については、前回調査では「直ちに解散すべき(前回調査時33.3%)」がもっとも多かったものの、今回の調査でもっとも多かったのは「9月の任期満了時」の39.9%(前月比.9.5ポイント増)で、ついで「直ちに解散すべき」の25.2%となりました。男女で傾向に大きな違いは見られませんでした。
年代別では「9月の任期満了時」とする回答の割合が30代(42.9%)と20代(41.0%)に多く、他の年代に比べ抜きん出ています。「直ちに解散すべき」とする回答の割合は、10代以下をのぞき、年代が上がるにつれ高くなる傾向が見られました。
また「自民党支持者」でみると、「9月の任期満了時(60.6%)」とする回答の割合が6割を超えるのに対して、「民主党支持者」では、「直ちに解散すべき」との回答の割合がもっとも多く(47.3%)5割近くを占め、自民支持者と民主支持者の解散・総選挙の時期に対する意識の違いが顕著となっています。
Q4. 麻生内閣を支持しますか。
今、総選挙が行われたら比例代表で投票しようと思う政党については「自民党」が最も多く41.1%で、前月(35.1%)より6.0ポイントの大幅増となりました。ついで多かった「民主党」は16.6%(前月比.0.4ポイント減)でほぼ横ばいとなりました。また、「決めていない」は29.7%で前月(33.3%)と比べて3.6ポイント減りました。
男女別にみると、「自民党」との回答の割合は、男性(44.6%)の方が女性(33.2%)より11.4ポイント多く、また「決めていない」との回答の割合は、女性(44.0%)の方が男性(29.0%)より15.0ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。その他の政党については男女で大きな傾向の違いは見られませんでした。
年代別でみると、「自民党」と回答した割合が最多(44.0%)だったのは前月同様20代でした。
一方、支持政党のない無党派層でみると、自民党が17.5%(前月比6.1ポイント増)の大幅増、民主党が10.9%(前月比0.7ポイント増)の微増となり、6.6ポイントの差となっています。
Q5. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
望ましい今後の政権の姿は「政界再編による新しい枠組み」がもっとも多く38.5%でしたが前月(45.4%)より.6.9ポイントの減となりました。
一方「自民党中心の政権(30.9%)」が前月(21.8%) より、9.1ポイントの大幅増となりました。「民主党中心の政権」は11.0%と前月同様となっています。
「自民党と民主党による大連立」は8.4%で前月(10.3% )に比べ、1.9ポイントの減となりました。
男女別にみると、「政界再編による新しい枠組み」との回答の割合は、女性(39.9%)の方が男性(35.5%)より4.4ポイント多く、違いが見られました。
また、「自民党中心の政権」との回答の割合は、男性(32.2%)の方が女性(23.7%)より8.5ポイント多くなっています。
年代別にみると、30代(39.7%)、40代(38.0%)で「政界再編による新しい枠組み」との回答の割合が多くなっています。また「自民党中心の政権」 との回答の割合が年代で大きな違いはない一方で、「民主党中心の政権」については、10代以下をのぞき、年代が高くなるほど回答の占める割合が多くなる傾向が見られました。
Q6. 麻生首相と民主党小沢代表では、どちらが首相にふさわしいと思いますか。
どちらが首相にふさわしいかでは「麻生首相」が49.0%となり、前月(36.8%)より、12.2ポイントの大幅増となりました。
一方の「小沢代表」は8.2%で、前月(12.5%)より4.3ポイントの減となりました。
男女別にみると、「麻生首相」との回答の割合は、男性(52.4%)の方が女性(39.5%)より12.9ポイント多く、また「どちらもふさわしくない」との回答の割合は女性(53.6%)の方が男性(40.5%)より13.1ポイント多いなど、傾向の違いが見られました。一方「小沢代表」との回答は男女ともほぼ同じ割合となっています。
年代別でみると「麻生首相」と回答した割合が最多だったのは前月同様20代(52.3%)で、30代が50.4%と続き、5割を超えました。
また、「小沢代表」については、10代以下をのぞき、年代が高くなるほど回答の占める割合が多くなる傾向が見られました。