Q1. 麻生内閣を支持しますか。
麻生内閣の支持率は6月18日に実施した前月の調査(33.1%)とほぼ同じ32.9.%でしたが、「支持しない」が前月比2.2ポイント増の37.2%となり、「支持する」を上回りました。一方「どちらともいえない」も29.9%となるなど割れました。
男女別にみると、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(40.6%)」の方が「男性(31.3%)」より9.3ポイント多く、「支持する」との回答の割合は、「男性(37.3%)」の方が「女性(25.2%)」より12.1ポイント多いなど、前月同様、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、10代以下をのぞき年代が高くなるほど「支持しない」とする回答の割合が多くなる傾向が見られ、50代以上で45.4%に達しました。一方「どちらともいえない」とする回答の割合は年代が低くなるほど多くなる傾向がみられました。
また「支持する」との回答の割合は、前月同様「30代(37.2%)」と「20 代(36.2%)」で多く、他の年代に比べ抜きん出ています。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
いま、支持する政党では「自民党」が32.9%(前月比1.6ポイント減)、「民主党」は17.8%(前月比2.0ポイント増)となりました。「支持政党なし」は38.4%(前月比1.0ポイント減)、共産党は4.4%(前月比0.5ポイント増)、公明党2.0%(前月比0.1ポイント減)となり、ほぼ横ばいとなっています。
男女別にみると、「自民党」との回答の割合は、「男性(35.4%)」の方が「女性(27.8%)」より7.6ポイント多く、また「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(45.6%)」の方が「男性(36.0%)」より9.6ポイント多いなど、前月と同様に傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、「自民党」と回答した割合は「30 代(34.7%)」と「20 代(34.6%)」で多くなっています。また、10代以下をのぞき年代が高くなるにつれ「民主党」と回答した割合が多くなる傾向にあり、50代以上で26.3%となりました。
また、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向がみられ、20代で39.1%となっています。
Q3. 麻生首相が来週中の衆院解散を表明しました。衆院解散に賛成ですか。反対ですか。
麻生首相の衆院解散表明については、「賛成」が44.4%となり、「反対」13.3%を大きく上回りました。一方「どちらともいえない」も42.3%に達しました。
男女別にみると、衆院解散に「賛成」との回答の割合は、「男性(46.0%)」の方が「女性(37.7%)」より8.3ポイント多く、また「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(50.7%)」の方が「男性(40.2%)」より10.5ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、「賛成」との回答の割合は年代が高くなるにつれ多くなる傾向にあり、50代以上で53.8%となりました。また、年代が低くなるほど「どちらともいえない」との回答の割合が多くなる傾向がみられました。
「自民党支持層」でみると、「どちらともいえない(45.6%)」がもっとも多く、「賛成」35.1%、「反対」19.3%となりました。
「民主党支持層」でみると、「賛成(71.9%)」が7割を越え、「反対」はわずか5.5%にとどまりました。
「無党派層(支持政党なし)」では、「どちらともいえない(48.1%)」が5割にせまり、ついで「賛成(40.1%)」、「反対(11.8%)」となるなど、傾向に大きな違いがみられました。
Q4. 首相就任からこれまでの麻生首相の取り組みを評価しますか。評価しませんか。
麻生首相のこれまでの取り組みについては「評価する(37.9%)」が「評価しない(32.2%)」を上回りました。一方「どちらともいえない(29.9%)」も3割近くとなり、割れました。
男女別にみると、「評価する」との回答の割合は、男性(42.0%)の方が女性(30.3%)より11.7ポイント多く、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、「評価する」と回答した割合は「30 代(43.1%)」と「20 代(41.5%)」が多く、他の年代に比べ抜きん出ています。一方、10代以下をのぞき年代が高くなるにつれ「評価しない」の割合が多くなる傾向にあり、50代以上で37.7%となりました。
「自民党支持層」でみると、「評価する(74.2%)」が7割を越え、「どちらともいえない」18.6%、「評価しない」7.2%となりました。
「無党派層(支持政党なし)」では、「評価しない(38.8%)」が4割にせまり、ついで「どちらともいえない」35.9%、「評価する」25.3%となりました。
Q5. 8月30日投開票の衆議院選挙に関心がありますか。関心はありませんか。
衆議院選挙に対する関心については「非常に関心がある」39.2%、ついで「ある程度の関心がある」35.9%と続き、関心がある層は75.1%に達しました。「まったく関心がない」9.8%、「あまり関心がない」8.6%などの関心がない層は、18.4%となりました。
男女別にみると、「非常に関心がある」との回答の割合は、男性(36.8%)の方が女性(24.4%)より12.4ポイント多く、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、関心がある(非常に関心がある、ある程度関心がある)と回答した割合は「30 代(79.9%)」と「40 代(78.1%)」が多く、他の年代に比べ抜きん出ています。
また「自民党支持層」でも「民主党支持層」でも「関心がある」お回答した割合は8割を越え、全体的な傾向に大きな違いはみられませんでした。
一方「無党派層(支持政党なし)」では、「関心がある」との回答の割合は6割台にとどまり、「関心がない」が3割弱となるなど、支持政党の有無で傾向に違いがみられました。
Q6. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
望ましい今後の政権の姿は、前月調査(39.6%) より0.9ポイントの増の「政界再編による新しい枠組み」がもっとも多く40.5%となりました。
「自民党中心の政権(23.9%)」は前月調査(25.3%) より1.4ポイントの減となりました。一方「民主党中心の政権」は13.0%で前月調査(12.6%)より0.4ポイントの増となっています。「自民党と民主党による大連立」は9.8%で前月調査(10.5%)より0.7ポイントの減となりました。
男女間で傾向に大きな違いは見られませんでした。
年代別でみると、「30代(42.0%)」と「20代(40.0%)」で「政界再編による新しい枠組み」との回答の割合が多くなりました。また「自民党中心の政権」との回答の割合が年代で大きな違いはない一方で、「民主党中心の政権」については、10 代以下をのぞき、年代が高くなるほど回答の占める割合が多くなる傾向がみられました。
「自民党支持層」と「民主党支持層」で比較すると、「支持政党中心の政権」については自民党支持層で65.0%、民主党支持層では52.1%と、12.9ポイントもの差がみられました。「政界再編による新しい枠組み」では、自民党支持層が20.4%であるのに対して、民主党支持層で30.5%となりました。
「無党派層(支持政党なし)」では、「政界再編による新しい枠組み(60.5%)」が6割に達し、傾向に大きな違いがみられました。