Q1. 自民党次期総裁にはどの候補が適任だと思いますか。(敬称略、届け出順)
次期総裁にどの候補が適任だと思うかについては「谷垣禎一(43.3%)」氏との回答が最も多く、次いで「河野太郎」氏38.8%、「西村康稔」氏18.0%の順となりました。
支持政党別の「自民党支持層」では、「谷垣禎一」氏との支持が5割を超え(52.8%)、次いで「河野太郎」氏27.7%、「西村康稔」氏19.5%となりました。
「支持政党なし」の無党派層(以降、無党派層と記す)においても、「谷垣禎一」氏がもっとも多い46.0%で、「河野太郎」氏39.0%、「西村康稔」氏15.0%となりました。
一方「民主党支持層」では、「河野太郎」氏がトップで5割に達し(50.8%)、「谷垣禎一」氏36.8%、「西村康稔」氏12.4%の順となりました。
男女別にみると、「西村康稔」氏への支持が男女間でさほど差がみられないのに対して、「谷垣禎一」氏の支持は、「女性(46.5%)」の方が「男性(40.1%)」より6.4ポイント多く、「河野太郎」氏は、「男性(42.3%)」の方が「女性(35.1%)」より7.2ポイント多いなど傾向に顕著な違いがみられました。
年代別では10代以下をのぞき、傾向に大きな違いはありませんでした。
Q2. Q1で、その候補者を支持した理由はなんですか。(複数回答可)
「谷垣禎一」氏を支持した理由でもっと多かったのは「政治経験・実績がある」31.6%で、次いで「人柄が信頼できる」21.6%、「特に理由はない」20.1%、「ブレない安定感を期待できる」15.6%、「指導力に期待できる」13.5%となりました。
「河野太郎」氏を支持した理由でもっと多かったのは、「派閥の解消など党改革に期待できる」30.1%で、次いで「新鮮さを感じる」25.6%、「特に理由はない」19.4%、「人柄が信頼できる」15.1%、「ブレない安定感を期待できる」14.0%となりました。
「西村康稔」氏を支持した理由でもっと多かったのは、「新鮮さを感じる」25.0%で、次いで「派閥の解消など党改革に期待できる」17.0%、「人柄が信頼できる」16.6%、「特に理由はない」16.0%、「政治経験・実績がある」12.6%となりました。
Q3. 自民党は、鳩山政権に対してどのような姿勢で臨むべきだと思いますか。
鳩山政権に対して、自民党はどのような姿勢で臨むべきかについては、「良い事は良い、悪い事は悪いと事に応じて判断する(以降、是々非々と記す)」が7割(73.8%)に達し、次ぐ「鳩山政権との全面対決」14.0%を大幅に上回りました。
「自民党支持層」でみても「是々非々」は7割(71.5%)を超え、「鳩山政権との全面対決」24.6%となりました。
「無党派層」では、「是々非々」は8割(81.2%)にも達し、「鳩山政権との全面対決」は7.2%にとどまりました。
男女別では、「是々非々」との回答の割合は、「女性(77.1%)」の方が「男性(70.7%)」より6.4ポイント多く、「鳩山政権との全面対決」との回答の割合は、「男性(17.4%)」の方が「女性(10.6%)」より6.8ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。
年代別で際立った違いはみられませんでした。
Q4. 自民党は政権を奪還できると思いますか、思いませんか。
自民党が政権を奪還できると思うかについては、「どちらともいえない(44.4%)」が「政権を奪還できる(37.3%)」を上回りました。「政権を奪還できない」は18.4%でした。
支持政党別では「自民党支持層」の70.2%が「政権を奪還できる」としており、「どちらともいえない」25.0%を大きく上回りました。「政権を奪還できない」は4.8%にとどまりました。
「無党派層」でみると、「どちらともいえない」が57.8%と6割近くを占め、「政権を奪還できる」は25.2%、「政権を奪還できない」は16.9%となりました。
男女別にみると、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(47.6%)」の方が「男性(41.2%)」より6.4ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、「政権を奪還できる」との回答の割合は「30 代(38.5%)」と「20 代(38.0%)」で多く、他の年代に比べ抜きん出ています。
Q5. 政権奪還のためにはどのような対策が必要だと思いますか。(複数回答可)
政権奪還のためにどのような対策が必要かについては、「党内の若手の積極的な登用」38.0%、「党の一致団結」36.1%、「公明党との連立の解消」28.2%、「党の政権公約、政策のアピール」27.9%、「保守路線の堅持・強化」26.8%となりました。
「自民党支持層」では、「保守路線の堅持・強化」、「党の一致団結」がともに50.8%で5割を超え、次いで「党の政権公約、政策のアピール」36.8%、「党内の若手の積極的な登用」36.1%となりました。
「無党派層」でみると、「党内の若手の積極的な登用」39.8%がもっとも多く、「党の一致団結」32.1%、「公明党との連立の解消」27.3%、「党の政権公約、政策のアピール」26.5%、「地域に根ざした活動の強化」25.7%となりました。
男女別では、「党の一致団結」との回答の割合は、「女性(39.1%)」の方が「男性(33.1%)」より6.0ポイント多く、「公明党との連立の解消」との回答の割合は、「男性(32.9%)」の方が「女性(23.3%)」より9.6ポイント、同様に「保守路線の堅持・強化」との回答の割合も「男性(31.0%)」の方が「女性(22.5%)」より8.5ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、10代をのぞき「党の一致団結」との回答の割合は、年代が低くなるにしたがって多くなっており、「20 代」で41.4%となっています。
Q6. いま、どの政党を支持していますか。
いま、支持する政党では、「自民党」がもっとも多く33.3%(前回(9月17日実施)比2.3ポイント増)、ついで「支持政党なし」の31.1%(前回比0.2ポイント増)となりました。「民主党」は前回調査時点で大幅増となりましたが、今回調査では21.0%で前回より2.4ポイント減となりました。
「共産党」は4.3%(前回と同じ)、「公明党」1.8%(前月比0.4ポイント減)、「みんなの党」は3.2%(0.1ポイント増)となっています。
男女別にみると、「支持政党なし」との回答の割合は、「女性(34.7%)」の方が「男性(27.7%)」より7.0ポイント多いなど傾向に違いが見られましたが、これ以外で大きな違いはみられませんでした。
年代別では、10代以下をのぞき「民主党」を支持する層の割合は年代が高くなるほど多くなり「50代以上」で27.1%となっています。一方の「自民党」は「20 代(35.3%)」、「30 代以上(34.5%)」で多いなど、他の年代に比べ抜きん出る結果となりました。