Q1. 鳩山内閣を支持しますか。
鳩山内閣の支持率は9月17日に実施した前月の調査(25.3%)より2.4ポイント減の22.9%となり、「支持しない(40.2%)」が前月の調査(36.1%)より4.1ポイントの増となりました。一方「どちらともいえない」は36.9%となりました。
男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(42.5%)」の方が「女性(37.9%)」より4.6ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(41.5%)」の方が「男性(32.4%)」より9.1ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、40代で「支持する(30.1%)」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(43.6%)、20代(42.0%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
いま、支持する政党では「自民党」が30.2%(前月比0.8ポイント減)、「民主党」は23.6%(前月比0.2ポイント増)となりました。「支持政党なし」は32.7%(前月比1.8ポイント増)、共産党は4.1%(前月比0.2ポイント減)、みんなの党2.9%(前月比0.2ポイント減)、公明党2.0%(前月比0.2ポイント減)となり、ほぼ横ばいとなっています。
男女別にみると、「自民党」との回答の割合は、「男性(30.3%)」、「女性(30.1%)」ともにほぼ同じ割合であるのに対して、民主党は、「男性(25.7%)」の方が「女性(21.4%)」より4.3ポイント多いなど違いが見られました。
また「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(35.6%)」の方が「男性(29.8%)」より5.8ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、「自民党」と回答した割合は「20 代(32.9%)」と「30 代(31.9%)」が多く、他の年代に比べやや抜きん出ています。「民主党」と回答した割合は40代で31.6%と他の年代に比べて突出しました。また、10代以下をのぞき、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 民主党はマニフェストに掲げた政策について、修正せずに実現をめざすべきだと思いますか、必要に応じて修正をしてもよいと思いますか。
民主党がマニフェストに掲げた政策について、修正せずに実現をめざすべきだと思うか、必要に応じて修正をしてもよいと思うかについては、「必要に応じて修正してもよい(57.5%)」が5割を超え、「マニフェストに掲げた政策は、修正せずに実現をめざすべき(24.5%)」を大幅に上回りました。「どちらともいえない」は17.9%でした。
男女別にみると、「必要に応じて修正してもよい」との回答の割合は「女性(60.0%)」の方が「男性(55.2%)」より4.8ポイント多く、「マニフェストに掲げた政策は、修正せずに実現をめざすべき」との回答の割合は、「男性(29.3%)」の方が「女性(19.6%)」より9.7ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、年代が高くなるほど「必要に応じて修正してもよい」との回答の割合が多くなる傾向が見られ、一方の「マニフェストに掲げた政策は、修正せずに実現をめざすべき)」では、年代が低くなるほど回答の割合が多くなる傾向が見られました。
支持政党別では「民主党支持層」の64.3%が「(マニフェストは)必要に応じて修正してもよい」、「支持政党なし」の無党派層でみても、61.5%と、ともに6割を超えました。
Q4. 鳩山内閣で優先的に取り組んでほしい課題はなんですか。(複数回答可)
鳩山内閣で優先的に取り組んでほしい課題については、「景気・雇用対策(66.4%)」が7割弱となり、他を引き離しました。次いで「行政のムダ遣い削減(58.4%)」、「年金制度改革(34.3%)」の順となりました。
男女間で大きな傾向の違いは見られませんでした。
年代別では、年代が高くなるほど「公共事業の見直し」と回答した割合が多くなった以外、年代間で大きな傾向の違いは見られませんでした。
支持政党別では「民主党支持層」でもっとも回答の割合が多かったのは「行政のムダ遣い削減(75.6%)」、次いで「景気・雇用対策(63.7%)」、「年金制度改革(41.9%)」となりました。
「支持政党なし」の無党派層では、「景気・雇用対策(71.0%)」、「行政のムダ遣い削減(61.4%)」、「年金制度改革(36.8%)」の順となりました。
一方の「自民党支持層」では、「景気・雇用対策(70.4%)」、「行政のムダ遣い削減(41.8%)」、「北朝鮮への対応(38.6%)」となり、支持政党で傾向の違いが見られました。
Q5. 岡田克也外相と亀井静香金融・郵政相は記者クラブ以外にも開かれた記者会見を行っています。現在、ニコニコ生放送ではその生中継を行っていますが、今後、どの閣僚の会見を生中継で見たいですか。(複数回答可)
既にネット・メディア等にも開かれた会見を行っている岡田外相、亀井金融・郵政相以外に会見の生中継をみたい閣僚については、「鳩山由紀夫 内閣総理大臣(57.2%)」が6割近くに達し、他の閣僚を大きく引き離す結果となりました。次いで「長妻昭 厚生労働相(31.7%)」、「前原誠司 国土交通相(31.0%)」、「菅直人 副総理兼国家戦略相(22.9%)」、「福島瑞穂 消費者・少子化相(20.3%)」となりました。
男女別にみると、回答の割合に大きな違いが見られたのは「前原誠司 国土交通相」、「菅直人 副総理兼国家戦略相」、「原口一博 総務相」でいずれも男性の方が女性を上回りました。
年代別では、年代が高くなるほど「長妻昭 厚生労働相」と回答した割合が多くなる傾向が見られ、50代以上で44.7%に達しました。それ以外、年代間で大きな傾向の違いは見られませんでした。
Q6. 来年の夏に参議院選挙が行われますが、今、参院選が行われたら、比例代表では、どの政党に投票しようと思いますか。(有権者でない方は、選挙権があるとしてお答えください。)
今、参院選が行われたら、比例代表でどの政党に投票しようと思うかについては、「自民党(37.4%)」がもっとも多く、次いで「決めていない(27.4%)」、「民主党(22.1%)」の順となりました。
男女別にみると、「決めていない」との回答の割合は「女性(31.5%)」の方が「男性(23.3%)」より8.2ポイント多く、「民主党」との回答の割合は、「男性(24.7%)」の方が「女性(19.4%)」より5.3ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では「自民党」と回答の割合が多かったのは「20代(41.9%)」と「30 代(39.3%)」で、他の年代に比べ抜きん出ています。一方の「民主党」は10 代以下をのぞき、年代が高くなるにつれ、回答の割合が多くなる傾向がみられました。
Q7. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
望ましい今後の政権の姿は「政界再編による新しい枠組み」がもっとも多く37.2%となりました。次いで「民主党中心の連立政権(16.1%)」、「自民党中心の連立政権(14.2%)」の順になりました。
男女別にみると、「政界再編による新しい枠組み」については男女ともにほぼ同じ回答の割合でしたが、「民主党の単独政権」との回答の割合は、「男性(13.9%)」の方が「女性(6.2%)」より7.7ポイント多く、傾向に大きな違いが見られました。
10代以下をのぞいた年代別でみると、「政界再編による新しい枠組み」との回答の割合は年代間でさほど大きな違いが見られないのに対して、20代で「自民党中心の連立政権」との回答の割合が多く、また、「民主党中心の連立政権」では30代で回答の割合が少ないという傾向が見られました。
これを「支持政党なし」の無党派層で見ると、「政界再編による新しい枠組み」が58.2%と6割近くに達し、「その他(14.2%)」以外ではいずれも10%をきる結果となりました。
Q8. さきの衆院選で下野した自民党の、政権奪還を期待しますか、しませんか。
自民党の政権奪還への期待については、「期待する(38.1%)」が「期待しない(29.8%)」を上回りましたが、「どちらともいえない」も32.1%となり、割れました。
男女間で大きな傾向の違いは見られませんでした。
年代別では、年代が高くなるほど「期待しない」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q9. 政治に関する情報は、どの媒体から、もっとも多く入手しますか。
政治に関する情報をどの媒体からもっとも多く入手するかについては、「インターネット」が46.4%(前月比1.1ポイント増)ともっとも多く、ついで「TV報道」35.4%(前月比1.4ポイント減)、「新聞報道」13.4%(前月比1.3ポイント増)の順となりました。
また、支持政党別でみると、「民主党支持層」がもっとも政治に関する情報を入手する媒体は「TV報道」49.1%(前月比6.8ポイント減)、「インターネット」26.1%(前月比2.3ポイント増)、「新聞報道」21.9%(前月比4.8ポイント増)となっています。
一方「自民党支持層」では、「インターネット」が68.0%(前月比0.8ポイント増)ともっとも多く、ついで「TV報道」19.0%(前月比1.3ポイント減)、「新聞報道」10.0%(前月比0.6ポイント増)と民主党支持層との違いがみられました。
「無党派層」では、「インターネット」が46.3%(前月比0.2ポイント増)でもっと多く、ついで「TV報道」38.6%(前月比1.8ポイント増)、「新聞報道」10.8%(前月比0.6ポイント減)となりました。
男女別では、「インターネット」との回答の割合は、「男性(51.5%)」の方が「女性(41.1%)」より10.4ポイント多く、「TV報道」との回答の割合は、「女性(42.1%)」の方が「男性(29.0%)」より13.1ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、「インターネット」との回答の割合は「30 代(53.0%)」で5割を超え、他の年代に比べ抜きん出ています。