Q1. 鳩山内閣を支持しますか。
鳩山内閣の支持率は、前月の調査(10月27日実施)より5.2ポイント減の17.7%となり、「支持しない」は9.7ポイント増の49.9%となりました。一方「どちらともいえない」は32.4%でした。
支持政党別では「民主党支持層」の67.5%が鳩山内閣を「支持」、「どちらともいえない」29.2%、「支持しない」は3.3%となりました。
「支持政党なし」の無党派層でみると、「支持しない」48.2%がもっとも多く、ついで「どちらともいえない」45.0%、「支持する」6.7%となりました。
また、Q9との重ねあわせで見ると、政治に関する情報を「新聞報道」からもっとも多く入手する層では、29.5%が鳩山内閣を支持し、不支持は35.9%となりました。
「TV報道」からもっとも多く入手する層では、26.6%が鳩山内閣を支持し、不支持25.7%を上回りました。
一方、「インターネット」からもっとも多く入手する層では、鳩山内閣を「支持しない」70.6%が「支持する」9.9%を大きく上回る結果となりました。
男女別にみると、「支持しない」との回答の割合は、「男性(52.7%)」の方が「女性(46.9%)」より5.8ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(37.6%)」の方が「男性(27.4%)」より10.2ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、40代(22.4%)、50代以上(22.7%)で「支持する」との回答の割合が多く、一方の「支持しない」との回答の割合は30代(52.9%)、20代(50.4%)で抜きん出る結果となりました。
Q2. いま、どの政党を支持していますか。
いま、支持する政党では「自民党」が32.3%(前月比2.1ポイント増)ともっとも多く、次いで「民主党」の19.4%(前月比4.2ポイント減)となりました。「支持政党なし」は34.8%(前月比2.1ポイント増)、共産党は3.8%(前月比0.3ポイント減)、みんなの党2.9%(前月に同じ)、公明党2.1%(前月比0.1ポイント増)となり、ほぼ横ばいとなっています。
男女別にみると、「民主党」との回答の割合は、「男性(21.4%)」の方が「女性(17.4%)」より4.0ポイント多いなど傾向にやや違いが見られました。
また「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合は、「女性(38.3%)」の方が「男性(31.5%)」より6.8ポイント多い結果となりました。
年代別では、「自民党」と回答した割合は「20 代(34.1%)」と「30 代(33.0%)」が多く、他の年代に比べやや抜きん出ています。「民主党」と回答した割合は50代以上で24.2%、40代で23.9%と他の年代に比べて突出しました。また、10代以下をのぞき、年代が低くなるほど「支持政党なし(無党派層)」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
Q3. 行政刷新会議が行っている予算の無駄を洗い出す「事業仕分け」の取組みを評価しますか、評価しませんか。
事業仕分けの評価については、「評価しない(34.0%)」「評価する(33.9%)」、「どちらともいえない(32.1%)」と拮抗しました。
男女別にみると、「評価しない」との回答の割合は、「男性(36.7%)」の方が「女性(31.2%)」より5.5ポイント多く、「どちらともいえない」との回答の割合は、「女性(35.6%)」の方が「男性(28.6%)」より7.0ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では、「評価する」との回答の割合が40代に多い傾向が見られた以外、大きな違いはありませんでした。
支持政党別では「民主党支持層」の72.0%が「評価する」と回答し、「支持政党なし」の無党派層では、「どちらともいえない(37.9%)」がもっと多く、次いで「評価する」31.2%となりました。
Q4. 鳩山内閣をめぐる話題や問題のなかで、今、何に関心がありますか。(複数回答可)
鳩山内閣をめぐる話題や問題のなかで、今、何に関心があるかについては、「事業仕分け終了後の成果(50.3%)」が5割りを超え、他を引き離しました。次いで「永住外国人への地方参政権付与(42.8%)」、「鳩山首相の政治献金問題(42.6%)」、「年末に向けての失業者の支援(33.6%)」、「鳩山内閣が初めて手がける来年度予算案(33.0%)」の順となりました。
男女間で大きな傾向の違いは見られませんでした。
年代別で、大きな傾向の違いは見られたものは、「永住外国人への地方参政権付与」、「鳩山首相の政治献金問題」で30代の回答の割合が多く、「自民党が進める「児童買春・ポルノ禁止法改正案」への対応」では20代、10代以下の回答の割合が多くなりました。
支持政党別では「民主党支持層」でもっとも回答の割合が多かったのは「事業仕分け終了後の成果(69.2%)」で7割近くに達しました。
「支持政党なし(無党派層)」でも「事業仕分け終了後の成果(50.3%)」がもっとも多く、次いで「永住外国人への地方参政権付与(44.4%)」となりました。
一方の「自民党支持層」では、「鳩山首相の政治献金問題(66.4%)」、「永住外国人への地方参政権付与(65.5%)」が6割を超え、支持政党間で傾向の違いが見られました。
Q5. 鳩山内閣で優先的に取り組んでほしい課題はなんですか。(複数回答可)
鳩山内閣で優先的に取り組んでほしい課題については、「景気・雇用対策(68.4%)」が7割弱となり、他を引き離しました。次いで「行政のムダ遣い削減(47.1%)」、「年金・医療政策(36.2%)」、「外交・防衛政策(27.1%)」、「少子化対策・子育て支援(23.4%)」の順となりました。
男女別では「年金・医療政策(男性30.7%、女性41.9%)」以外、大きな傾向の違いは見られませんでした。
年代別も同様に、大きな傾向の違いは見られませんでした。
支持政党別では「民主党支持層」でもっとも回答の割合が多かったのは「行政のムダ遣い削減(67.0%)」、次いで「景気・雇用対策(63.7%)」となりました。
「支持政党なし(無党派層)」、「自民党支持層」では、ともに「景気・雇用対策」がもっとも回答の割合が多くなりました。
Q6. 来年の夏に参議院選挙が行われますが、今、参院選が行われたら、比例代表では、どの政党に投票しようと思いますか。(有権者でない方は、選挙権があるとしてお答えください。)
今、参院選が行われたら、比例代表でどの政党に投票しようと思うかについては、「自民党(40.7%)」が4割に達し、前月の調査より3.3ポイントの増となりました。次いで「決めていない(28.1%)」と続き、「民主党」は18.8%で、前月の調査より3.3ポイントの減となりました。
男女別にみると、「決めていない」との回答の割合は「女性(33.2%)」の方が「男性(23.1%)」より10.1ポイント多く、「民主党」との回答の割合は、「男性(21.1%)」の方が「女性(16.5%)」より4.6ポイント多いなど、傾向に違いが見られました。
年代別では「自民党」と回答の割合が多かったのは「20代(43.0%)」と「30 代(42.7%)」で他の年代に比べ抜きん出ています。一方の「民主党」は10 代以下をのぞき、年代が高くなるにつれ、回答の割合が多くなる傾向がみられました。
Q7. 今後どのような政権ができるのが望ましいと思いますか。
望ましい今後の政権の姿は「政界再編による新しい枠組み」がもっとも多く38.7%となりました。次いで「自民党中心の連立政権(16.7%)」、「自民党の単独政権(13.9%)」の順になりました。
男女別にみると、「政界再編による新しい枠組み」については男女ともにほぼ同じ回答の割合でしたが、「民主党の単独政権」との回答の割合は、「男性(10.6%)」の方が「女性(5.6%)」より5.0ポイント多く、傾向に違いが見られました。
10代以下をのぞいた年代別でみると、「政界再編による新しい枠組み」との回答の割合は年代間でさほど大きな違いが見られないのに対して、「民主党の単独政権」では年代が高くなるにつれ、回答の割合が多くなる傾向がみられました。
これを「支持政党なし」の無党派層で見ると、「政界再編による新しい枠組み」が60.3%と6割に達し、「その他(15.3%)」以外ではいずれも10%を割る結果となりました。
Q8. 自民党の政権奪還を期待しますか、しませんか。
自民党の政権奪還への期待については、「期待する(39.8%)」が前月の調査より1.7ポイントの微増となり、「期待しない(28.0%)」が前月の調査より1.8ポイントの微減となりました。一方「どちらともいえない」は32.2%となりました。
男女間で大きな傾向の違いは見られませんでした。
年代別では、年代が高くなるほど「期待しない」との回答の割合が多くなる傾向が見られました。
これを「支持政党なし」の無党派層で見ると、「どちらともいえない」が45.6%ともっとも多く、次いで「期待しない(32.5%)」、「期待する(22.0%)」となっています。
Q9. 政治に関する情報は、どの媒体から、もっとも多く入手しますか。
政治に関する情報をどの媒体からもっとも多く入手するかについては、「インターネット」が50.4%(前月比4.0ポイント増)ともっとも多く、ついで「TV報道」33.7%(前月比1.7ポイント減)、「新聞報道」11.4%(前月比2.0ポイント減)の順となりました。
また、支持政党別でみると、「民主党支持層」がもっとも政治に関する情報を入手する媒体は「TV報道」50.0%(前月比0.9ポイント増)、「インターネット」28.6%(前月比2.5ポイント増)、「新聞報道」18.8%(前月比3.1ポイント減)となっています。
一方「自民党支持層」では、「インターネット」が69.9%(前月比1.9ポイント増)ともっとも多く、ついで「TV報道」18.1%(前月比0.9ポイント減)、「新聞報道」9.1%(前月比0.9ポイント減)と民主党支持層との違いがみられます。
「無党派層」では、「インターネット」が49.0%(前月比2.7ポイント増)でもっと多く、ついで「TV報道」37.5%(前月比1.1ポイント減)、「新聞報道」10.0%(前月比0.8ポイント減)となりました。
男女別では、「インターネット」との回答の割合は、「男性(55.8%)」の方が「女性(44.8%)」より11.0ポイント多く、「TV報道」との回答の割合は、「女性(40.6%)」の方が「男性(26.9%)」より13.7ポイント多いなど、傾向に大きな違いが見られました。
年代別では、「インターネット」との回答の割合は「30 代(56.4%)」で5割を超え、他の年代に比べ抜きん出る結果となりました。